缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

ウルトラマンもやってきた!

2005-07-28 23:28:45 | 日記
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 ブログ仲間のdii-chaiさんから、またまた缶詰さんたちを送っていただいたのだ。タイ出張の際のお土産なのである。ああ、これぞまこと人とのつながり、ブロガーつながりのありがたさ。最近ネタ切れしてたのですごく嬉しいなあ。
 同封された手紙には、缶詰ファンには実に興味深いことが書かれていた。以下抜粋。
「きっとアジアは新鮮な食材が容易に手に入るせいか、あまり缶詰の種類が豊富ではないように思い始めました」
 なるほどなあ...と思う。dii-chaiさんのアジアン記事(いっぱいあるのだ)では、市場の様子がよく紹介されているのだが、生きたのやらシンダのやら、新鮮な食材がたっぷりとある。我が国のように「イザというときのために備えよ」というビンボー危機意識もあまりないのかもしれないし。
 手紙にはもう一つ、実に面白いことが書かれてあった。
「ウルトラマンってタイ生まれだったことをご存じですか。円谷さんが、タイで(ウルトラマンの)ヒントを得たそうです」
 へぇ~! そいつは全然知らなかった。何か、そういうウルトラマン的形状の化身でもお見かけしたのか知らん。あな恐ろしや。
 次回からは、これらの缶詰さんたちを張り切ってご紹介していきたい。乞うご期待。


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 何か違うぞこのウルトラマン








chai1350       あっははは!
      あっはははは!


缶詰のある風景『剣客商売』&『駅弁の丸かじり』

2005-07-14 21:55:29 | 連載もの 缶詰のある風景
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「ありゃ、ひどいものさ」などと、ものごとにこだわらぬ秋山小兵衛さえも、あまり、鰻を好まぬようだ(中略)。
 それが、上方から伝わった調理法で、鰻を腹から開いて、食べよいように切り、これを焼くという...そうなってから
「おもったよりも、うまいし、それに精がつくそうだ」
と、江戸でも、これを食べる人が増えたそうな。
 池波正太郎『剣客商売 辻斬り』 新潮文庫


 なぞと、江戸っ子の風情をたっぷりと味わえるのが、池波作品の醍醐味である。
 この話しに登場するのはまぎれもなくウナギ料理。私も好物だが、ここは庶民派缶詰&瓶詰さんのブログなのである。ウナギの蒲焼きをご紹介することなど、まずは

「なきものとみてよい...」

 となるのである。
 ところが、あったのですよ。えらく安価なうなぎ蒲焼き缶詰さんが。それもなんと、肝の部分だけを集めた缶詰さんが。
 こうなるともう一作、ご登場願うことになるのである。


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 もっと、“だけもの缶”というものがこの世にあるのではないか(中略)。サンマの塩焼きはハラワタがおいしい。サンマの塩焼きハラワタだけ缶”というのも売り出してほしい(中略)。シーチキンマヨネーズおにぎり”の中心部の具と接触するあたりのゴハンはおいしい。この“接触するあたりのゴハンだけパック”というのもいいかもしれない。
 東海林さだお『駅弁の丸かじり』 文春文庫


 今回入手した、カニ缶風に紙に包まれている、このうなぎの肝だけ集めた缶詰さん。これこそ東海林さだお氏言うところの、“だけもの缶”に違いない。肝となれば、もう、世界中の食べ物の中でも、一番美味しいものとして珍重されているエライお方なのである。フォアグラだって、あん肝だって、みんな肝なのだ。
 ちなみに私が「一番美味い!」と断言出来るのは、かわはぎの肝なのである。こいつの前ではフォアグラなんか到底敵わないのである。ブロイラーのレバーみたいなものである。

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 どうも話しがズレっぱなしではあるが、薄切りショーガを砂糖酢に漬けたやつを添えて、まずは一口。
 おお、ほろ苦さとタレの甘みの混成部隊。よーっく冷やした白ワインに合います合います。こりゃあたまらんですなあ。もう一口。
「ふむ。こいつ、よくできておるわい...」(池波氏)
「これ、かなりおいしいかしんない」(ショージ氏)


内容量:50g
原材料名:うなぎのきも(国産)、しょうゆ(大豆、小麦を含む)、みりん、砂糖
原産国:日本(浜名湖食品)

追:防災用の缶詰さんにもこんなの入れたら楽しいか“しんない”、ということで、ブログ上で災害情報を欠かさない『J'sてんてんてまり』“05.7.12まで”にトラックバックでござる  


ゴーヤードリンク

2005-07-13 14:02:10 | 汁物
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「沖縄の方々は、小さい頃からゴーヤーを食べているのか知らん」
「いやいや、子供にはゴーヤーはムリだらう」
「こいつぁだいぶん苦いものなあ...」
 ゴーヤーは本当に苦い。初春の山菜で味わえるような軽やかな苦みと違う。
 ここ数年で、沖縄料理を目にする機会がずいぶんと増えた。先日も、私は友人と居酒屋に行き、思いがけずゴーヤーチャンプルーがメニューに載っているのを見つけた。そこは牛タンと鰯で有名な店だったのだが。
「苦い苦い...苦いが美味い、美味いはゴーヤー...」

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 そしてこれは、とある店で見つけたドリンク。好奇心のみで買ってみたが、こうして開けてみるとアオミドロ的不透明液、なんだか五色沼のようである。おまけに小さなつぶつぶが浮遊している。ゴーヤーは嫌いじゃないので買ってみたのだけれど、一寸凄まじい色合いなのだ。
 しかしレモン果汁とはちみつ入りとある。「身体にいいんだよね!」と思い切って一口。
「...???」
 なんだこれ? レレレのレ? まっずーい、ってことはないけれど、一度も経験したことのないお味。頑張って例えてみると、わりかしきれいな沼の水を汲んできて、そこにビリヂアン系絵の具を溶いたような味(そんな飲み物ないよ)。かすかな苦みと、枯れ草のような匂い。
 不味くはないと思うんだけど、えーと、やっぱりこれ、不味いと言うべきなのかな? でも全部飲んじゃったよ...。


内容量:190g
原材料名:ゴーヤー汁、果糖ブドウ糖液糖、レモン果汁、はちみつ、酸味料、着色料(ベニバナ黄、くちなし)、安定剤(ペクチン)、香料、ビタミンC
原産国:日本・沖縄

追:この記事は沖縄ライフを満喫している『音風景日記』“さりげなくウチナーバージョン”にさりげなーくトラックバックである