ライムを切るのは、なぜか心ときめく
普段の生活において、
「缶詰? あまり食べないねえ」
とおっしゃる方は、けっこう多いのではないですか。
さんま蒲焼缶とか、サバ水煮缶とか、
「そういうの毎日食ってるよ」
とおっしゃる方は、むしろ少ないのではないですか。
何だか文章が変ではないですか。
しかしここまで書いたのだから、このままでいいんでないですか。
普段、あまり缶詰を食べていない人は、さんまの蒲焼缶なんてものが、珍しさもあって美味しく食べられるようです。
あっつあつのご飯に乗っければ、それだけで立派なさんま蒲焼丼となるわけです。
同じように、サバ水煮缶も、白菜とともにサバ鍋を作れば、それなりに美味い。
しかし、上記のような
「オレは毎日、缶詰ばっか食べてるよー」
という敬愛すべき人物にとって、缶詰の料理というのは案外難しいのであります。
ちょいと凝って、さんま蒲焼に片栗粉をつけて、苦労して竜田揚げにしたところで、二回目には飽きてしまう。
調理済みの缶詰というのは、独特の風味があるのです。
それは加熱しようが冷却しようが(それはないか)、最後まで残りやすい。
このことを、缶詰業界では
「缶詰料理の壁」
と呼んでいます(ウソです)。
本日はタイの缶詰さん
イカを何やらしたものらしい
うおっ 凄まじい辛さを予感させるかほり
白菜の柔らかいとこをちぎって
そこに缶詰を汁ごと投入
ふと思いつき、かぼちゃをふかしたのも投入
かくのごとし。
本日は白菜のサラダwith名も知らぬタイの缶詰。
この缶詰は、ブログ仲間の
chai-diiさんが現地で買ってきてくれたもの。
缶詰blogが常に新しい缶詰をご紹介できるのも、こういう仲間の協力があったればこそ、であります。
さて、今回のお料理は壁を突破できたのか。
缶詰自体が珍しいものだったので、無事突破したようです。
レモングラスの利いた辛い汁に、小さなイカがたっぷりと入っている。
その辛みと旨味を、白菜が吸収しております。
かぼちゃの甘みがいいアクセントであります。
最終的には、オリーブオイルとライムを加えて、完成となりました。
缶詰料理というもの、ゆめゆめ最後まで油断するべからず、でないですか。
内容量:タイ語のため不明
原材料名:タイ語のため不明
原産国:これは分かるぞタイランド
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