我が家はお引っ越しも終わり、はや一週間が経過した。新天地での缶詰ブログ、第一章であります。
さて本日はエスパニョール記述も楽しい、スペイン産の缶詰さん。と言っても、底部には日本語表記のシールが貼ってあるので安心である。
何が安心かと言うと、最後の内容物記述の段階で安心だということなのである。完全に外国語だけの缶詰だと、内容量くらいしか分からないのである。当方、英語でさえ中学校レベルなのである。ふふ~ん。
ぱきりっと軽やかな音をたてて、プルリングを引っ張り上げる。
この、液表面にうっすらと油が浮いているところが、いかにもオリーブの実という感じがしていい。そしてオリーブは塩漬けにすると独特の酸味が出てくるのだ。
すなわち、油っこいところと酸っぱいところの混じり合ったお味が、ワインのあてなんかに最高なんであります。
しかし、何ですな。
中年の声を聞くようになってくると、酸っぱいものが好きになるんですかな。以前はそんなことはなかったのに。
何ですな、第一章から、枯れた気分になってきましたな。
必要以上にしみじみしたのち、我に返る。このオリーブ缶だが、筆者は中にアンチョビが入っているのが一番好きだ。
ペティナイフで割ってみると、かくのごとし。微量の可愛らしいアンチョビが入ってる。何だかすごく愛おしく見えてくる。
もっとたっぷり入れてくれればいいのに、と思う。好きなものはたくさん食べたいな、と思う。
しかしアンチョビが丸ごと一尾も入ったら、相当塩っ辛くなるやも知れぬ。そうしたらワインのあてどころか、飯のおかずになってしまうやも知れぬ。
あれですな、何事もほどほどが良いのでありますな。
※前々回の記事でお知らせしました『缶詰さん、On air!』ですが、こちらにて聞くことが出来ます(MP3音源)。
約7分もありますので、どうかお時間とお気持ちに余裕のある方はどうぞ。
内容総量:200g
固形量:85g
原材料名:オリーブ、食塩、アンチョビ、調味料(アミノ酸)、酸味量、酸化防止剤(アスコルビン酸)、安定剤(アルギン酸Na)
原産国:スペイン