![20110516img_0226 20110516img_0226](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d6/c993877fe9ec7da88ca6516b16baab61.jpg)
新大久保コリアン街などで売ってるキムチ缶
キムチは発酵食品であります。
乳酸菌などの菌が、生きて活動している発酵食品は、実は缶詰に向かない。
なぜなら缶詰の定義は
「密封して加熱殺菌したもの」
だからだ。
キムチや納豆、ヨーグルトなどを加熱したら、中の菌が死滅するか、活動を停止してしまう。
こうなると、“元”発酵食品と言わねばなるまい。
本日ここに登場してきたキムチ缶も、常温保存が可能だから、加熱殺菌済みのはずだ。
ということは
「お前、もう発酵してないんだろ。元キムチなんだろ」
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こう言われてもしかたがない。
「いっちょまえにキムチ顔しやがって」
厳しく非難されることもあろう。
「よくもいけしゃあしゃあと」
糾弾に耐え、屈辱を晴らすには、味で勝負してもらうしかないのであります。
![20110516img_0227 20110516img_0227](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/95/29848feef58040031202449285b13846.jpg)
開缶! 古漬けの酸っぱい匂いが広がる
![20110516img_0228 20110516img_0228](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/82/5c7dd1ca57ca3d80d2fd3e56e3de5dcf.jpg)
ボリュームは満点、文句なしである。
ひと口頬張ってみると、ややっ...。
あのキムチ特有のうま味が希薄であります。辛さと酸味が際立っているが、水っぽくて、白菜にうま味が乗ってない。
となれば、策はひとつである。
![20110516img_0229 20110516img_0229](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/36/f8d30d376afd1b5a6757b03d79bae83b.jpg)
かくのごとし。
古漬けのキムチは炒めるとウマイので、焼きそばにしてみた。
1缶全部使ったのでキムチが潤沢であります。
そうして再び味わってみると、むっ...。
イマイチ、いやイマニくらいのお味だ。
白菜を混ぜ込んで焼きそばを作り、そこにお安いキムチエキスを投入したような感じ。
改善するには塩を足し、コチュジャンを足し、コンブエキスや貝柱エキスも足すなど、台所にあるものを総動員してやらねばなるまい。
あるいは、桃屋のキムチの元に浸けなおすとか(えっ?)。
焼きそばにしたのは明らかに失敗でありました。
とはいえ...。
常温保存できるキムチというのは便利至極でありますね。
内容量:160g
原材料名:塩漬け白菜、ネギ、唐辛子の粉、砂糖、精製塩、ニンニク、生姜、L-グルタミン酸Na、精製水
原産国:韓国
参考価格:198円
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