オリーブ缶ってのは、おつまみに最高ですなァ。
種付きのやつ、種抜きのやつ。あるいは種を抜いて、そこに詰め物をしたやつ(スタッフド・オリーブという)と、いろんな種類が出てるから楽しめる。
本日ご紹介するのは、何と生ハムの詰まったスタッフド・オリーブ缶。
スペイン産のJOLCA(ホルカ)というブランドであります。
スペインといえば生ハムの本場。てことはさ、ちゃんと本物の生ハムが入っているのではないか。
さっ、本日も元気に開缶!
この、表面に油の浮いた液体。こいつは基本的に食塩水であります。
オリーブのウマさはその塩っ気と酸味。
「食べ過ぎないようにせねば...」
と思いながらも、ついついその、
「あと一つだけっ...」
と手が伸びる。そうして酒が“はかいく”んですなァ。
切ってみると、中身はこんなの。
生ハムなのかどうか、見た目では判然としない。まァ、こんな風に中身を調べながら食べるわけじゃないから、いいんだけどね。
ところでこのオリーブを、本日はある工夫によって、より美味しくいただこうと思うのであります。
工夫とはこれ。すなわち食塩水を捨て去り、オリーブオイルに漬け直すこと。
たったこれだけで、すごくウマく生まれ変わるのだ。
この工夫は銀座にある缶詰バー『ロックフィッシュ』の店主・間口一就氏が考案したもの。
自身の料理本で発表しているものなので、ここでも紹介してしまうのだ。
これが彼の料理本『バーの主人がこっそり教える味なつまみ』(アマゾンで入手可能)。
どれも可愛らしい料理で、しかも創意に富んだものばかり。きっと、日々の料理にヒントを与えてくれると思う。
間違いなくいい本ですゾ!
さ、かのオリーブオイル漬けになった生ハム入りオリーブである。
中身の塩辛さはアンチョビと同じくらい。しかし噛んでいると、やはり魚とは違う肉の旨味が出てくる。
「あ、確かに生ハム!」
こういう嬉しさが味わえます。
さらにオリーブオイルに漬け直されたことで、オリーブ自体の風味がフレッシュになっている。
こうなればどうしても、シェリーとか、白ワインとか、あるいはハイボールなんかが欲しくなるってもんです。
みなさんもオリーブ缶で一杯、いかがだろうか。
入数:300g
原材料名:オリーブ、生ハム、水、食塩、酸味料、調味料、香料、安定剤
原産国:スペイン
輸入販売:大倉フーズ
価格:300円くらい