缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

JOLCA(ホルカ)生ハム入りオリーブ缶

2009-09-27 11:19:11 | 果実

Img_3878

 オリーブ缶ってのは、おつまみに最高ですなァ。
 種付きのやつ、種抜きのやつ。あるいは種を抜いて、そこに詰め物をしたやつ(スタッフド・オリーブという)と、いろんな種類が出てるから楽しめる。
 本日ご紹介するのは、何と生ハムの詰まったスタッフド・オリーブ缶。
 スペイン産のJOLCA(ホルカ)というブランドであります。
 スペインといえば生ハムの本場。てことはさ、ちゃんと本物の生ハムが入っているのではないか。




Img_3880

 さっ、本日も元気に開缶!
 この、表面に油の浮いた液体。こいつは基本的に食塩水であります。
 オリーブのウマさはその塩っ気と酸味。
「食べ過ぎないようにせねば...」
 と思いながらも、ついついその、
「あと一つだけっ...」
 と手が伸びる。そうして酒が“はかいく”んですなァ。




Img_3884

 切ってみると、中身はこんなの。
 生ハムなのかどうか、見た目では判然としない。まァ、こんな風に中身を調べながら食べるわけじゃないから、いいんだけどね。
 ところでこのオリーブを、本日はある工夫によって、より美味しくいただこうと思うのであります。




Img_3887

 工夫とはこれ。すなわち食塩水を捨て去り、オリーブオイルに漬け直すこと。
 たったこれだけで、すごくウマく生まれ変わるのだ。
 この工夫は銀座にある缶詰バー『ロックフィッシュ』の店主・間口一就氏が考案したもの。
 自身の料理本で発表しているものなので、ここでも紹介してしまうのだ。




Img_3899

 これが彼の料理本『バーの主人がこっそり教える味なつまみ』(アマゾンで入手可能)
 どれも可愛らしい料理で、しかも創意に富んだものばかり。きっと、日々の料理にヒントを与えてくれると思う。
 間違いなくいい本ですゾ!

 さ、かのオリーブオイル漬けになった生ハム入りオリーブである。
 中身の塩辛さはアンチョビと同じくらい。しかし噛んでいると、やはり魚とは違う肉の旨味が出てくる。
「あ、確かに生ハム!」
 こういう嬉しさが味わえます。
 さらにオリーブオイルに漬け直されたことで、オリーブ自体の風味がフレッシュになっている。
 こうなればどうしても、シェリーとか、白ワインとか、あるいはハイボールなんかが欲しくなるってもんです。
 みなさんもオリーブ缶で一杯、いかがだろうか。




 入数:300g
 原材料名:オリーブ、生ハム、水、食塩、酸味料、調味料、香料、安定剤
 原産国:スペイン
 輸入販売:大倉フーズ
 価格:300円くらい

 


バランタインフーズ レッドフェザー(チーズの缶詰)

2009-09-17 14:53:51 | 乳製品

Img_3868

 前回に引き続き、チーズの缶詰をご紹介したい。
 何だかせっぱ詰まっているような書き出しだが、筆者は今、確かにせっぱ詰まっているので、詰まったまんま書き進んでいくことをどうかお許し願いたい。
 これはオーストラリアのバランタインフーズ(Ballantyne Foods)で出しているレッドフェザー(Red Feather)ブランドの商品。
 バランタインフーズはメルボルンにあり、1929年の創業当時から酪農製品の卸売りをしてきた企業なのだ。
 といった事柄を、筆者はついさっき、同社ホームページで知り得た。
 世の中、便利になったものですなァ。




Img_3870

 こんな英語表記が最高に楽しい。
 筆者はいまだに外国缶詰に胸ときめくのだが、それは幼い頃に見たグラハム・カーの『世界の料理ショー』に影響を受けたからだ。
 昭和の子供にとって、外国の料理は無性にウマそうに見えたもんです。
 グラハム・カーが毎回ソファを飛び越えて登場するあの番組。妹と一緒になって、夢中で観たものだ。




Img_3873

 キコキコと開缶すると、かくのごとし。
 なんと缶内一杯にチーズが満ちている。
 紙にでも包まれているのかと予想していたから、驚いてしまった。
 しかしこれは誠に正しいお姿であります。これで間違いないんですよ、バランタインさん。
 さて、お味のほうはどうか。
 実に濃厚で、実にミルキー。塩っ気もほどよく、我々日本人にはすごく馴染みのある味だ。
 どういう風に馴染みがあるかというと、分かりやすくいえばQ・B・Bチーズそっくり。ワインがくいくいっと進んじゃう、あのお味です。
 同社ホームページには商品特性として
「どこにでも持っていけますよ!」
 と書いてあった。
 折しも秋。こいつを持ってキャンプになぞ、ちょいと行ってみたいもんだなーと思う。
 ご提供いただいた缶詰まにあくすのSotomichiさん、誠にありがとうござりました!




 内容量:226g
 原材料名:チーズ、水、クエン酸ナトリウム、バター、塩、ポリリン酸ナトリウム、ポリリン酸カリウム、クエン酸、ナイシン
 原産国:オーストラリア




プレジデント ル・テロワール(チーズの缶詰)

2009-09-12 20:15:31 | 乳製品

Img_3847

 チーズの缶詰であります。
 それもウォッシュタイプの、本格的なチーズなんであります。
 缶詰ということは常温保存が可能なわけで、すなわち
「キャンプに持っていけるな。これでワインをがっつり飲めるな」
 と、鼻息も荒くなる。キャンプの妄想をするだけで楽しくなってくる。
 ところがこの缶詰、よーく見たら要冷蔵と書いてあった。
 つまり加熱殺菌を施しておらず、中のチーズは“生きている”状態なのでありましょう。
「そういうの、我が国では缶詰とはいわないのっ。加熱殺菌されてるのが缶詰なのっ」
 と、今度は文句で鼻息が荒くなる。




Img_3850

 鼻息はさておき、ますは開缶。
 このオレンジに近い色合いといい、表面のふわふわした感じといい、まさにウォッシュチーズ。
「あ。このプレジデントって、フランスの美味しいチーズメーカーですよ」と細君。
「ふーん、そういや、見たことがあるような気がするような、しないような」とワタクシ。
「早く食べましょう。すぐ食べましょう」
 まあ、待ちたまえ。これでオープンサンドを拵え、朝食にしようではないかい。




Img_3858

 かくのごとし。
 生ハムとバジルをチーズの下に敷けば、ちょいとその、フランスにでも行った気分を味わえる。
 こうして手軽に異国情緒を味わえることこそ、外国缶の最大の魅力なんであります。
「いただきまーす」と細君。
「いただきます」とワタクシ。
「美味しいー!」と、細君。
「う、うん」と、ワタクシ。
 実は筆者、ウォッシュチーズが苦手なのを忘れていた。あの匂いが苦手なのだ。
「あれ、食べないの?」
「いや、たた食べるよ、うっ...」




 内容量:125g
 原材料名:生乳、食塩、着色料(βーカロテン)
 原産国:おフランス