神岡真司さんが語る!お金に好かれる人の習慣とは
なぜかお金が寄ってくる人がいる一方で、逆にいつまでたっても貯まらない人もいますね。その違いはお金にたいする心の持ち方や向き合い方が大きく影響しているかもしれません。お金持ちに共通するパターンとは何か?そこから私たちが学べることは?ビジネス心理研究家の神岡真司さんが解説します!
お金持ちは英会話より健康管理にお金をかける
お金にモテる人はどんな習慣を身につけているのでしょう?
あるお金持ちは毎月必ず1回は、それまで体験していなかったことに挑戦するという「ノルマ」を自分に課しています。新しいサークルに入ったり、勉強会に顔を出す。それまでやったことがないスポーツに挑戦してみる。とにかく何でもいい、自分が未体験のものを体験してみるそうです。
人は見たことがないものを見たり体験したりすると興奮します。脳内物質の一つであるドーパミンが分泌され、それが快感になっていく。するとどんどん新しいことに挑戦したくなります。
新しい経験はそのまま経験値として蓄積されていきます。その蓄積が仕事の成功につながり、それが自信へとつながっていきます。また新しい経験をすることで知見が広まり、それが新しい発想や行動へとつながっていくのです。
その他にお金持ちの習慣の共通の特徴として、健康に対する気遣いというのがあります。彼らは健康こそが豊かで幸福な人生を送る一番のカギだと知っています。ですから適度に運動やスポーツで体を動かし、食事に気を遣い、健康な体を保とうとします。
彼らはお金を英会話などの教室に通うのではなく、このような健康管理に使います。スポーツジムに行ったり、ウォーキングやランニングをする。そうやって健康を維持したほうが、下手に英語力をアップさせるよりも、コストパフォーマンスが高いことを知っているのです。
ある程度の年齢になってからでは、英語を習っても上達には限度があります。せいぜい簡単な日常会話が喋られるかどうかでしょう。それだけでは仕事にもなりませんし、お金に変わることはありません。
健康体でいれば元気に働くことができます。それによって収入をアップさせることも可能になる。不健康になって病気にでもなってしまうと、一気に収入はダウンします。そう考えると英会話学校にお金と時間をかけるより、はるかに健康に投資した方が有効なのです。
お金持ちが絶対に口にしない言葉とは?
お金持ちは「口ぐせ」をとても気にかけています。つい自分の口からついて出てきてしまう言葉。それが自分の性格や行動を形づくり、人生を決めてしまうことを知っているのです。
たとえば相槌です。皆さんは相手の言葉に「なるほど」と相槌を打つ人が多いのでは?
「なるほど」という言葉は使いやすく、つい口にしてしまいがちです。ですが、その言葉にはどこか上から目線なものを感じてしまいます。言われたほうはあまり気持ちの良い相槌ではありません。
お金持ちの人、お金が寄ってくる人は「なるほど」ではなく、「そうなんだ!」「そうなんですか!」を使います。これだと相手の言葉に目を開かされたというニュアンスが伝わり、上から目線の感じはしなくなります。
「なるほど」だけでなく、多くの人が使う「よくない口癖」は結構あります。その例を次に挙げてみましょう。
お金持ちが使わない「よくない口癖」の例
・「やっぱり」「当然」……自分の意見を押し付けるような印象がある。
・「先ほども言ったように」……相手の理解力が足りないことを言外に避難するような響きがある。
・「というか」……相手を見下し、否定する気持ちが透けて見える印象がある。
・「ぶっちゃけ」「めちゃ」「超~」……若者言葉、学生言葉の類は社会に出たらタブー
これらの口癖は、つい何気なく口から出てしまうので気が付きにくいのですが、相手に対する印象は決して良いものではありません。成功する人やお金持ちは極力こういう表現を使わず、できるだけ良い印象を他人に与えるように言葉を選んでいるのです。
旅行に行く荷物の量でお金持ち体質かどうかがわかる
旅行に出かける時など、やたらたくさんの荷物を持って辛そうに移動している人がいます。なぜ荷物が多くなるか? それは「持って行かない」と決めることができない「優柔不断さ」が関係しています。
お金持ちにはこういう人はいません。お金持ちの人の荷物はスッキリとコンパクトです。必要最小限のものしか持たず、できるだけ身軽に移動でき、負担が少ない方を優先するのです。
お金に好かれる人は優先順位が明確です。必要なものと不要なものを明確にわけ、必要なものの中でも、何が一番重要か自分の頭の中で判断しているのです。それは日常の生活やビジネスでも発揮されるため、短時間に多くの仕事を的確にこなすことができるのです。
その他お金持ちの特徴的な習慣としては、机の上はいつも整理整頓されていること。資料などの置き場所がしっかり決められているので、資料や書類を探す時間が非常に短いという特徴があります。机や部屋はその人の頭の中を表すとも言われますが、お金持ちの人の机も頭も、つねにスッキリと整理されているのです。
教えてくれたのは……神岡真司さん
1954年4月8日生。ビジネス心理研究家。日本心理パワー研究所主宰。最新の心理学とビジネススキル向上理論に定評がある。法人対象でのモチベーショントレーニング、組織活性化コンサルティング、心のパワーアップセミナ ーなどで活躍中。著書に『お金が集まる心理学』『コワいほどお金が集まる心理学』(以上、青春出版社)、『相手にNOといわせない「空気」のつくり方』(宝島社)、『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』(すばる舎)、『ヤバい心理学』(文芸社)、『頭のいい人が使うモノの言い方・話し方』(日文新書)など多数。
なぜかお金が寄ってくる人がいる一方で、逆にいつまでたっても貯まらない人もいますね。その違いはお金にたいする心の持ち方や向き合い方が大きく影響しているかもしれません。お金持ちに共通するパターンとは何か?そこから私たちが学べることは?ビジネス心理研究家の神岡真司さんが解説します!
お金持ちは英会話より健康管理にお金をかける
お金にモテる人はどんな習慣を身につけているのでしょう?
あるお金持ちは毎月必ず1回は、それまで体験していなかったことに挑戦するという「ノルマ」を自分に課しています。新しいサークルに入ったり、勉強会に顔を出す。それまでやったことがないスポーツに挑戦してみる。とにかく何でもいい、自分が未体験のものを体験してみるそうです。
人は見たことがないものを見たり体験したりすると興奮します。脳内物質の一つであるドーパミンが分泌され、それが快感になっていく。するとどんどん新しいことに挑戦したくなります。
新しい経験はそのまま経験値として蓄積されていきます。その蓄積が仕事の成功につながり、それが自信へとつながっていきます。また新しい経験をすることで知見が広まり、それが新しい発想や行動へとつながっていくのです。
その他にお金持ちの習慣の共通の特徴として、健康に対する気遣いというのがあります。彼らは健康こそが豊かで幸福な人生を送る一番のカギだと知っています。ですから適度に運動やスポーツで体を動かし、食事に気を遣い、健康な体を保とうとします。
彼らはお金を英会話などの教室に通うのではなく、このような健康管理に使います。スポーツジムに行ったり、ウォーキングやランニングをする。そうやって健康を維持したほうが、下手に英語力をアップさせるよりも、コストパフォーマンスが高いことを知っているのです。
ある程度の年齢になってからでは、英語を習っても上達には限度があります。せいぜい簡単な日常会話が喋られるかどうかでしょう。それだけでは仕事にもなりませんし、お金に変わることはありません。
健康体でいれば元気に働くことができます。それによって収入をアップさせることも可能になる。不健康になって病気にでもなってしまうと、一気に収入はダウンします。そう考えると英会話学校にお金と時間をかけるより、はるかに健康に投資した方が有効なのです。
お金持ちが絶対に口にしない言葉とは?
お金持ちは「口ぐせ」をとても気にかけています。つい自分の口からついて出てきてしまう言葉。それが自分の性格や行動を形づくり、人生を決めてしまうことを知っているのです。
たとえば相槌です。皆さんは相手の言葉に「なるほど」と相槌を打つ人が多いのでは?
「なるほど」という言葉は使いやすく、つい口にしてしまいがちです。ですが、その言葉にはどこか上から目線なものを感じてしまいます。言われたほうはあまり気持ちの良い相槌ではありません。
お金持ちの人、お金が寄ってくる人は「なるほど」ではなく、「そうなんだ!」「そうなんですか!」を使います。これだと相手の言葉に目を開かされたというニュアンスが伝わり、上から目線の感じはしなくなります。
「なるほど」だけでなく、多くの人が使う「よくない口癖」は結構あります。その例を次に挙げてみましょう。
お金持ちが使わない「よくない口癖」の例
・「やっぱり」「当然」……自分の意見を押し付けるような印象がある。
・「先ほども言ったように」……相手の理解力が足りないことを言外に避難するような響きがある。
・「というか」……相手を見下し、否定する気持ちが透けて見える印象がある。
・「ぶっちゃけ」「めちゃ」「超~」……若者言葉、学生言葉の類は社会に出たらタブー
これらの口癖は、つい何気なく口から出てしまうので気が付きにくいのですが、相手に対する印象は決して良いものではありません。成功する人やお金持ちは極力こういう表現を使わず、できるだけ良い印象を他人に与えるように言葉を選んでいるのです。
旅行に行く荷物の量でお金持ち体質かどうかがわかる
旅行に出かける時など、やたらたくさんの荷物を持って辛そうに移動している人がいます。なぜ荷物が多くなるか? それは「持って行かない」と決めることができない「優柔不断さ」が関係しています。
お金持ちにはこういう人はいません。お金持ちの人の荷物はスッキリとコンパクトです。必要最小限のものしか持たず、できるだけ身軽に移動でき、負担が少ない方を優先するのです。
お金に好かれる人は優先順位が明確です。必要なものと不要なものを明確にわけ、必要なものの中でも、何が一番重要か自分の頭の中で判断しているのです。それは日常の生活やビジネスでも発揮されるため、短時間に多くの仕事を的確にこなすことができるのです。
その他お金持ちの特徴的な習慣としては、机の上はいつも整理整頓されていること。資料などの置き場所がしっかり決められているので、資料や書類を探す時間が非常に短いという特徴があります。机や部屋はその人の頭の中を表すとも言われますが、お金持ちの人の机も頭も、つねにスッキリと整理されているのです。
教えてくれたのは……神岡真司さん
1954年4月8日生。ビジネス心理研究家。日本心理パワー研究所主宰。最新の心理学とビジネススキル向上理論に定評がある。法人対象でのモチベーショントレーニング、組織活性化コンサルティング、心のパワーアップセミナ ーなどで活躍中。著書に『お金が集まる心理学』『コワいほどお金が集まる心理学』(以上、青春出版社)、『相手にNOといわせない「空気」のつくり方』(宝島社)、『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』(すばる舎)、『ヤバい心理学』(文芸社)、『頭のいい人が使うモノの言い方・話し方』(日文新書)など多数。
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