ここ数日大雨でもない限り見回りは続けていたのですが、今日はっきりとカラスによる食害を確認しましたので、
収獲出来るものはそうして、また、味が悪いと分かっているものは片付けるようにしました。
カラスによる食害を発見した時のスマホによる写真です。
ここからが、収穫のために到着してからのデジカメによる写真です。
カラスによる食害は実際に食べられたのは10本もなく、そう多いものではありませんでしたが、
食べられたのと同じくらいの本数の穂が引き倒されて枯れかかっていました。
キュウリネットに接している株にカラスによる引き倒しを含めた食害はありませんでしたが、
ミヤラインやテグスを平行に張っただけでは、食害を防ぐことは出来ませんでした。
引き倒された穂です。
カラスの習性で、トウモロコシの穂をもぎ取ってから食べます。
アライグマだとこのようなことはせず、穂の付け根辺りから食べ始めますので、はっきりと分かります。
カラスによる食害を完全に防ぐには、どこからも侵入を許さない方法でネットを張るか、必要な本数だけ
このような金網で巻くことをお勧めしますが、獣には効果がありません。あくまでもカラスだけです。
食べられそうな穂が2本付いているものもありました。
今回の施肥は十分だったと分かります。
今回のものは収穫が一週間くらい遅れたので、このように包葉(ほうえい) が青いものは半分くらいに
なって残りの穂は包葉が枯れたようになっていましたが、包葉がこのくらいであればまだ穎果(子実)が
熟し切っていないのでまだ甘く、穎果がさらに熟してしまうと本来のスイートコーンの甘さには
ならないのです。
もっとも穎果(子実)が熟せば熟すほど澱粉などの栄養素が蓄積して穀物に近づく訳ですから、それもまた
食べ応えのあるトウモロコシと言えるでしょう。
収穫していて、アワノメイガの幼虫による食害が全くないのに気付きましたが、ありました。
蛹になっている奴が(^_^;)
アワノメイガの幼虫による食害は穂だけに集中することはなく、まだ柔らかい茎に食い入って風による
被害を増大させることもありますし、一番の被害ともいえる穂に食い入ることもなしに、このように蛹に
なってしまうこともあります。
それはそうと収穫したものは、梅雨の時季にありがちな日照不足気味なので、甘味はそうありません。
穎果の先端と付け根の粒をつまんで味見をしてからおすそ分けに使いましたが、廃棄するものはこのように
畑に残しておくことにしました。
こうすることでカラスは、ここのトウモロコシは「不味いと」学習するでしょう(^_^;)
いずれにしても、この畑に足を踏み入れることの出来る土の状態でしか収穫出来ないことは残念でした。
カラスによる食害が少なかったのも、あまり甘くなかったからかも知れません(^_^;)
下はご近所へのおすそ分けです。自宅に持ち帰ったものは、この4倍くらいありました。
レンジでチンしてみましたが、やはり甘味はいまひとつです。
粒が大きくなっているので、焼いて醤油を塗れば食べ応えもあって美味しいと思います。
無料野菜にも出しましたが、もちろん棄てたものよりは甘いです(^_^;)