第5 ユーザ・状況が問題
●コンピュータ技術の民主化の速度がはやく、新規参入のユーザが急速に増えてきた。
1)関連知識がない
・操作(手続き的知識)もまったく新しいものが必要
例 タイピング クリック&ペースト
2)複雑化隠しのインタフェース技術である、コンピュータ内部への関心を削いでしまった。
例 ブラックボックス化、グラス・ボックス化 OHP
●わからない自分が悪いと思いがちな日本人心性がマニュアルから遠ざける。 ・わからない事態に直面すると
逃避---状況から逃げてしまう
認知志向---頭が悪い
状況志向---状況のほうが悪い
攻撃---状況を攻撃する(クレーム)
●マニュアルを読む状況が悪い
1)機械を早く使いたいのに、あれこれ事前準備を要求される。
2)わからないことだけを知りたいという切迫した状況でマニュアルを読まざるをえない。
3)読み物としておもしろくない。