●筑波大学とともに歩んだ30年
筑波大学の創設期、成長期、成熟期の30余年、筑波大学と共に歩んできました。とりわけ成熟期までの、あらゆることやものが成長する中での生活と仕事とは、厳しくもはりのあるものでした。
40歳代、50歳代と、研究面でも本当に我ながらいい仕事ができたと思っています。このあたりについては、付録のほうをお読みいただければと思います。
また、法人化という大学組織の大改革にも、心理学研究科長および附属高等学校の校長という立場からかかわることになり、いろいろと得難い経験をさせていただきましたのも、思い出に残っています。
19年度より人間学群、心理学類が新しく立ち上がるのを見られないままに去ることになるのがほんちょっと心残りですが、外から陰ながらその発展を祈念しています。