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2010-05-28 | ポジティブ心理学
子どもは、生まれるとすぐに、自分がどれくらい有能なのかを確認する作業をします。まず、泣いてみる。すると、周りが関心を寄せることを確認する。だだをこねてみる。すると、周りがご機嫌をとってくれる。しめしめ、我は万能なりと自信を持ちます。
でも、3歳くらいになるとだんだん、世の中そんなに甘くないことを実感させられます。それでも、あきらめきれなくて、その辛さ?をアニメや物語などの空想の世界で満たそうとします。現実世界での万能感の制約と、それを補償するかのような仮想世界での万能感の満足との適度のバランスを経験することが後の自信の形成に大事らしいのです。
なかなかおもしろい話ですね。こういう類の話は、精神分析に端を発しています。ただ、だからどうなんだ、という話でもあります。子育てにはそれなりに有効だとは思いますが、大人になってしまった人にとって、そんなことを言われてもねーとなりますから。