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ながら仕事が多重課題に」は危険

2012-11-10 | 安全、安心、
運転などではラジオを聞き「ながら」はごく一般的ですが、重大ニュースでも飛び込んでこない限り、この「ながら運転」はミスにはつながりません。

 問題は、「ながら」のほうがメイン(図になってしまうことがあることです。カーナビの操作などです。状況が一気に多重課題化してしまい、集中力コントロールができなくなってしまいミスとなります。

走行中は操作できない設計にすることが必要ですが、その不便さに耐えられるかが問題です。

ドライブの認知心理学

2012-11-10 | 認知心理学
●行動範囲が広がるのは楽しい
筑波学園都市は、今でこそ、筑波エキスプレスが開通して都会なみの雰囲気を醸し出しているが、1975年頃の筑波は、荒野に大学や研究所のビルだけがポツンと立っている感じのところだった。道路も未整備で雨が降れば長靴である。これが、筑波万博で、一気に環境整備が進み、生活しやすくなった。

それでも、バスと自転車だけでは出かけられるところ
も極めて限定されたままではあった。

そこに突然のマイカーである。行きたい時に、どこへで行ける手段が手に入ったのである。うれしくないわけはない。うかれはしゃいで、あちこち出かけたものである。

しかし、今ふり返ってみると、ずいぶん危なっかしい無理なドライブをよくぞしたものよと思う。
朝6時に出発して、軽井沢までドライブして、その日の夜8時頃帰宅というような強行ドライブも思い出に残っている。

この間、魔の一瞬に出会うこともなくこれたのは、幸運としか言いようがない。とりわけ、うれしくてはしゃいで走り回っていたマイカー運転初期の頃は、何もなかったのは、宝籤特等を当てるほどの幸運だった、と今にして思う。

もっとも、運だのみだけではない。それなりに安全ドライブのコツを身につけてきたということもある。なにせ、自分は、ヒューマンエラーの研究者でもあるのだから。
エラー事故防止の実践の場がドライブと心得て自分なりの努力を重ねてはきたつもりである。その当たりを、節をあらためて披露してみたい。