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25歳からのお仕事クリニック

2012-11-28 | 教育
相談

ダメだダメだと言われ続け、
すっかり自信を失ってしまいました。
こんにちは。私は不動産投資会社の営業セクションで働いています。
毎日朝早くから夜遅くまで仕事をしていて、週の半分は早朝にタクシーで家に帰り、少し寝てまたすぐに出社…という生活をしています。

これだけ一生懸命働いているのですが、新規顧客のアポイントになかなかこぎつけることができず、アポイントを取れたとしても契約に至ることはとても少ないという仕事っぷりです。 同期の社員は、先輩を追い抜き、契約成立数は自分に比べて10倍以上です。

この同期とはよく比べられていて、「お前はなんでそんなにできないんだ?」「それだけ働いてて意味あるのか?」「お前、会社の金食い虫だな」などと、上司や先輩、果ては社長にまで毎日言われ続けています。 自分なりに書籍を読んで、営業のイロハなどは学んでいるつもりですが全く成績が伸びません。

最近は、「自分は本当にダメな人間なんだ…」「何をやっても無駄なんだ…」「自分なんて居ないほうがいいんだ…」をいう言葉が常にぐるぐると頭をまわり、会社にいくのがとても辛くなってしまいました。 もはや僅かな気力だけで仕事をしている状況です。

やはり自分は営業に向いていないので、会社に迷惑をかけているようですし、転職をするべきでしょうか。 もしくは、精神的に何か問題があるのでしょうか。
何かアドバイスをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

不動産投資会社営業/28歳/男性


回答


●できるだけ早く会社を辞めるべきです

2つの理由からです。
1つは、あなたの心身の健康のためです。 文面からすると、このままの状態を続けていくことは無理です。 早晩、心身の破綻に追い込まれます。 まずは、今の会社をやめるべきです。 転職うんぬんはやめてから考えるべきだと思います。 自分自身を責める自責評価、かつ周りからの激しいネガティブ評価にさらされ続ければ、気持ちも切れてしまうのは目に見えています。 うつ病の発症さえ予想されます。

ただ、辞めるにしても、ここまであなたを追い込んだ会社に対してそれなりの落とし前をつけてもらってもよいのではないかと思います。 深夜帰宅といい、上司の言動といい、明らかに働くものの基本的な人権を犯しています。 モラル・ハラスメントです。

そこでとりあえずの方策の一つとして、毎日、何時に帰宅し、誰が何を言ったかをこまめに記録しておくことをおすすめします。 何かのときに、武器として使えます。 「会社に迷惑をかけているようで」なんて気弱なことでは、絶対にだめです。 働く人を守る法律的な知識も少し仕込むようにしてみてください。 立ち向かう気持ちは、あなたを強くします。がんばってください。

●それでも「せっかくの場」をとりあえずしのぐための恭順戦略

会社を辞めるまでの間、あなたを否定しつづける周りに対して、こんなことに心がけてみると今後のあなたのためになるかもしれませんので、「ダメモトの心の訓練」くらいの軽い気持ちでやってみてください。

なお、文面から勝手に推察するあなたの人物像として「努力家で気が小さく自分に厳しい」人、さらに、職場も、極めて攻撃的言動に満ちているという前提です。 何年間その職場で働いていたのか不明ですが、これに耐え続けてきたあなたをまずはほめて下さい。そして、その耐え方を少し変えてみてはいかがでしょうか。

・「お前はなんでそんなにできないんだ?」と言われたら、
 「それが自分でもわからないのです。何かあればぜひ、おしえてください」
・「それだけ働いてて意味あるのか?」と言われたら、「そうですね。自分も、
 あれこれ考えてしまいます。何かアドバイスあればぜひ、よろしくお願いします」
・「お前、会社の金食い虫だな」と言われたら、「穴があったら入りたいです。
 給料もらうのが申し訳ないです。できることがあればなんでもやります」

攻撃に対して、いわば、恭順の意を示す戦略です。 大事なことは、あくまであなたが主体性をもって意図的にやるところです。 だから戦略なのです。 心の底から恭順してしまったら奴隷です。

無理にはおすすめしません。ともかく、早くその会社から「逃げること」のほうをすすめます。

●適所があるはず

会社をやめることをすすめるもう一つの理由は、このお仕事を何年くらいやられているのかわかりませんが、それだけ努力しても業績が上がらないのは、やはりあなたに合った仕事ではないからだと思います。 人に優しい会社なら、適材適所の配置転換の可能性も考えられますが、どうもそんな会社のようにも見えません。

ややリスキーな選択ですが、まずは、辞めることではないでしょうか。 転職活動をしながら、あなたの適性にあった仕事をじっくりと見極めるようにしてみたらどうでしょうか。

まだ28歳。これからです。あなたに合う適所は必ずあります。世の中広いのです。

空き家に学生を

2012-11-28 | 心の体験的日記
けさのNHKニュース
空き家に学生を格安家賃で

我家の近辺の売り物件
もう3か月くらいかなー
売れない
いずれ空家かも

こうした空家
全国で15%くらいあるらしい
そこに学生を住まわせて
地域ボランティアもしてもらう

いいアイディアだと思う
ささやかな世代間扶助

さらには、老若一緒もあるかも



本作りの認知心理学

2012-11-28 | 認知心理学

● 表現上の工夫をするのが一番楽しい
教科書となると話がまた違ってくる。
教科書は書くべき内容がだいたい決まっているので、あとは、表現上の工夫だけである。最近の大学の教科書は、競うかのごとく、読ませる工夫、考えさせる工夫が凝らされているものが多くなった。他本との差別化をはかろうということであろう。それはそれで面白いし、大事なことではないかと思う。
こうした表現上の工夫の基本的な観点をここで挙げておく。
一つは、理解支援である。わかってもらうための工夫である。
難しい用語が出てきたら、解説したり、時には用語解説を巻末に設けることもある。事例を入れて理解を補強したりする。
2つは、動機づけ支援である。読もうという気持ちにさせる工夫である。情報満載感を与えない、イラストで親しみを出すなど。
3つは、参照支援である。事項や人名の内容を知りたい、全体がどんな構成になっているかを知りたい時に、そこへガイドする。もっぱら、目次、索引に趣向が凝らされることになる。
4つは、記憶・学習支援である。覚えることを助ける工夫である。演習問題を入れたり、大事なところを強調したりなど。
 繰り返すが、こうしたことにまったく頓着しないでよいのが、論文である。したがって、論文しか書いたことのなり人が本を書くと、えてして読者泣かせになってしまう。
そんなわけであるから、日本4大悪ドキュメント(文書)の一つに専門論文が挙げられてしまってもいたしかたないところがある。なお、あとの3つは、裁判の判決文、マニュアル(取扱説明書)、官庁文書である。

将来の仕事「大学問題

2012-11-28 | 教育
2011年に小学校に入学したアメリカの子どもたちの65%が
将来、いまはまだ存在していない職業につくだろう。
(Cathy N. Davidson)

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数値のほどはともかく、仕事環境が激変しているのは実感としてわかる。
とりわけ、IT関連はすさまじい

それでも、永遠の職業もまたあることも事実
そして、キャリア教育、いや大学教育は、
もっぱらこちらを目的として行われる。
かくして、全体として、構造的なミスマッチが発生する。

すぐに使える人材養成の落とし穴である。

どんな仕事でもやれる人材作り
これは、意外に役立たずの教養教育や
専門教育のなかでやれるのかも