07・3・6海保博之
記憶力、集中力を高める
第1単位は記憶力を高める
第2単位は集中力を高める
* **************
企画の趣旨
既設の「記憶力パワーアップコース」は(3単位)は、**年間にわたり、継続的に受講生を獲得してきた。記憶力への一般的な関心の強さが反映されているのであろう。
しかし、記憶は、認知心理学の主要な研究領域であることから、**年間の年月は、本コースの内容をかなり時代遅れにしてしまった。まず、そのことの認識があっての今回の前面改訂である。
さらに、記憶力に加えて、注意の集中力を第2単位として取り上げたのは、記憶力とは違った意味で、集中力は人の頭の働き(認知機能)の鍵となる力だからである。集中の仕方一つで、記憶、思考、知覚といった認知機能全体が強く影響を受けてしまうのである。たとえば
・ ぼんやりしていて、下車駅を通りすぎてしまった
・ 正面ばかり見ていて、脇からの車に気がつかなかった
・ 気が散って、計算間違いばかりしてしまった
さらに、集中力と取り上げたもう一つ、やや欲張ったねらいもある。
最近は、コンピュータ画面に向かっての仕事が増えている。かつてのように、鉛筆と紙と消しゴムを使った仕事とは、要求される仕事への集中度が格段に違う。よほどうまく集中状態をコントロールしないと、心も頭もやられてしまう。そんな仕事環境になっていることの認識すらあまりないのが、今の日本の職場の現状ではないかと思う。
第2単位では、そんなことにまで思いをはせながら、注意集中のコントロールについて考えてみたい。
******************
「記憶力を高める」
序章 記憶力ってどんなもの
0-1)記憶と社会
0-2)人の記憶とコンピュータの記憶を比較してみると
0-3)本単元の枠組
第1部 暗記力を高める
1章 暗記力とは
1-1)記憶術に挑戦する
1-2)記憶術は、暗記術
1-3)暗記術を解剖する
2章 暗記力を高めるコツ
2-1)暗記するための定型的な引き出しを作る
2-2)連合する
2-3) 連合の鎖を強固にする
第2部 貯蔵力を高める
3章 貯蔵力とは
3-1)2つの機能の異なる貯蔵庫がある
3-2)一度に取り込むには限界がある
3-3)いくらでも貯蔵できる
4章 貯蔵力を高めるコツ
4-1)知識を豊富にする
4-2)知識を使ってみる
第3部 想起力を高める
5章 想起力とは
5-1)思い出はどこから
5-2)思い出せてなんぼ
6章 想起力を高めるコツ
6-1)いろいろの思い出し方をする
6-2)思い出す手がかりを豊富にする
6-3)覚えたときと似た状況で思い出す
* *********************
「集中力を高める」
序章 集中力ってどんなもの
0-1)集中力と現代社会
0-2)集中力についての神話のいくつか
0-3)本単元の枠組
第1部 注意すべきことに注意する(注意配分力)
1章 注意配分力とは
1-1)気が散る
1-2)妥当な状況認識が前提
2章 注意配分力を高めるコツ
2-1)とらわれない
2-2)大事なものを見分ける
第2部 注意の量を加減する(注意集中力)
3章 注意集中力とは
3-1)一つのことに注意を向ける
3-2)ほかのもの、ことを無視する
4章 注意集中力を高めるコツ
4-1)出だしで気合を入れる
4-2)3割はとっておく
第3部 注意を持続する(注意持続力)
5章 注意持続力とは
5-1)集中したままの持続は危険
5-2)注意の安定供給が大事
6章 注意持続力を高めるコツ
6-1)休む
6-2)集中度を仕事の内容に応じて下げる
終章 注意管理を最適化する
7-1)集中化社会での注意管理を考える
7-2)ストレスは注意管理不全から発生する
記憶力、集中力を高める
第1単位は記憶力を高める
第2単位は集中力を高める
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企画の趣旨
既設の「記憶力パワーアップコース」は(3単位)は、**年間にわたり、継続的に受講生を獲得してきた。記憶力への一般的な関心の強さが反映されているのであろう。
しかし、記憶は、認知心理学の主要な研究領域であることから、**年間の年月は、本コースの内容をかなり時代遅れにしてしまった。まず、そのことの認識があっての今回の前面改訂である。
さらに、記憶力に加えて、注意の集中力を第2単位として取り上げたのは、記憶力とは違った意味で、集中力は人の頭の働き(認知機能)の鍵となる力だからである。集中の仕方一つで、記憶、思考、知覚といった認知機能全体が強く影響を受けてしまうのである。たとえば
・ ぼんやりしていて、下車駅を通りすぎてしまった
・ 正面ばかり見ていて、脇からの車に気がつかなかった
・ 気が散って、計算間違いばかりしてしまった
さらに、集中力と取り上げたもう一つ、やや欲張ったねらいもある。
最近は、コンピュータ画面に向かっての仕事が増えている。かつてのように、鉛筆と紙と消しゴムを使った仕事とは、要求される仕事への集中度が格段に違う。よほどうまく集中状態をコントロールしないと、心も頭もやられてしまう。そんな仕事環境になっていることの認識すらあまりないのが、今の日本の職場の現状ではないかと思う。
第2単位では、そんなことにまで思いをはせながら、注意集中のコントロールについて考えてみたい。
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「記憶力を高める」
序章 記憶力ってどんなもの
0-1)記憶と社会
0-2)人の記憶とコンピュータの記憶を比較してみると
0-3)本単元の枠組
第1部 暗記力を高める
1章 暗記力とは
1-1)記憶術に挑戦する
1-2)記憶術は、暗記術
1-3)暗記術を解剖する
2章 暗記力を高めるコツ
2-1)暗記するための定型的な引き出しを作る
2-2)連合する
2-3) 連合の鎖を強固にする
第2部 貯蔵力を高める
3章 貯蔵力とは
3-1)2つの機能の異なる貯蔵庫がある
3-2)一度に取り込むには限界がある
3-3)いくらでも貯蔵できる
4章 貯蔵力を高めるコツ
4-1)知識を豊富にする
4-2)知識を使ってみる
第3部 想起力を高める
5章 想起力とは
5-1)思い出はどこから
5-2)思い出せてなんぼ
6章 想起力を高めるコツ
6-1)いろいろの思い出し方をする
6-2)思い出す手がかりを豊富にする
6-3)覚えたときと似た状況で思い出す
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「集中力を高める」
序章 集中力ってどんなもの
0-1)集中力と現代社会
0-2)集中力についての神話のいくつか
0-3)本単元の枠組
第1部 注意すべきことに注意する(注意配分力)
1章 注意配分力とは
1-1)気が散る
1-2)妥当な状況認識が前提
2章 注意配分力を高めるコツ
2-1)とらわれない
2-2)大事なものを見分ける
第2部 注意の量を加減する(注意集中力)
3章 注意集中力とは
3-1)一つのことに注意を向ける
3-2)ほかのもの、ことを無視する
4章 注意集中力を高めるコツ
4-1)出だしで気合を入れる
4-2)3割はとっておく
第3部 注意を持続する(注意持続力)
5章 注意持続力とは
5-1)集中したままの持続は危険
5-2)注意の安定供給が大事
6章 注意持続力を高めるコツ
6-1)休む
6-2)集中度を仕事の内容に応じて下げる
終章 注意管理を最適化する
7-1)集中化社会での注意管理を考える
7-2)ストレスは注意管理不全から発生する