あってなきがごとしの締め切り
これまでに、13冊の本を編集してきた。そのたびごとに、執筆者にいかにして原稿提出の締切り(タイムリミット)を守ってもらうかに腐心させられてきた。「催促されてから(締切りを過ぎてから)書きはじめる」と豪語している人がごろごろいるからである。
締切りを守る守らないは、書いてもらう内容の良し悪し(できばえ)にはあまり関係ない。そこで、ワークリミット型とタイムリミト型とを組みあわせたタイプ分けをひそかにして、それなりに秘術を尽くしての催促をしてきた。
執筆者を選ぶときには、まずは、あるレベル以上のできばえのものを書いてくれる人をとなる。それは、過去に書いたものや研究歴をみればだいたい見当がつく。しかし、タイムリミット感覚のある人か否かは、あらかじめ知ることは無理である。(ある出版社にはブラックリストがあるとの話も聞く。)かくして、編集者泣かせの執筆者がどうしても紛れ込んでしまう。そして、本の完成は、最も遅い人次第となってしまう。
これまでに、13冊の本を編集してきた。そのたびごとに、執筆者にいかにして原稿提出の締切り(タイムリミット)を守ってもらうかに腐心させられてきた。「催促されてから(締切りを過ぎてから)書きはじめる」と豪語している人がごろごろいるからである。
締切りを守る守らないは、書いてもらう内容の良し悪し(できばえ)にはあまり関係ない。そこで、ワークリミット型とタイムリミト型とを組みあわせたタイプ分けをひそかにして、それなりに秘術を尽くしての催促をしてきた。
執筆者を選ぶときには、まずは、あるレベル以上のできばえのものを書いてくれる人をとなる。それは、過去に書いたものや研究歴をみればだいたい見当がつく。しかし、タイムリミット感覚のある人か否かは、あらかじめ知ることは無理である。(ある出版社にはブラックリストがあるとの話も聞く。)かくして、編集者泣かせの執筆者がどうしても紛れ込んでしまう。そして、本の完成は、最も遅い人次第となってしまう。