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タイトル効果

2013-04-28 | わかりやすい表現
タイトルのつけ方

多くのタイトルは、マクロで抽象的なものになりがちである。「風邪の予防」「風邪をひかないように」といった類である。

これはこれで一定の効果はあるが、それよりも、「うがいで風邪を防ごう」「冷えすぎによる風邪に注意」のように、
その文書で言いたいことをずばりタイトルにもってきたほうが、タイトル効果は大きい。場合によっては、タイトルだけしか読んでくれない人にもそれなりの効果がある。

●●気晴らし「気持ちを元気にするキーワード

2013-04-28 | ポジティブ心理学

愛  すみ4-17
遊び 4-18
運4-19
おおらかさ 4-21


から元気 4-22
感動 4-23
がんばる 4-27


気晴らし 4-28

気晴らし「気持ちを元気に

「憂さを晴らすだけでなく明日の元気のための気晴らしを」

● 気晴らし
ストレス対処の3大方略というのがあります。
・問題焦点方略 ストレスになるものを消すために真正面から立ち向かうこと
・情動焦点方略 ストレスによる不快、不安、落ち込みに自分なりにたちむかうこと
・問題回避方略 ストレス発生源から離れること
気晴らしは、もっぱら情動焦点対処と問題回避対処の中で使われます。その具体的な方法は、実に多彩ですし、人それぞれです。
自分の場合、3大気晴らしは、お酒とテニスとドラマ鑑賞(TV,DVD、映画)です。
こうした気晴らしは、ストレスなどによるネガティブマインドをノーマル(通常)マインドの水準にまだ持ち上げるためのものです。これを後ろ向きの気晴らしと呼んでおきます。
気晴らしというとだいたいこちらのほうがイメージされますが、気晴らしには、前向き、すなわち、明日の心の元気のためのものもあります。ここで取り上げてみたいのは、こちらのほうになります。

● 前向きの気晴らしってどんなもの
私の3大後ろ向き気晴らしとして、お酒とテニスとドラマをあげました。これらに限定しても、いつもいつも後ろ向きの気晴らしというわけではありません。
たとえば、お酒。
最近はほとんどそんな酒席はさけていますが、研究会や学会後の仲間との一杯。お酒は、談論風発の促進剤となります。そこから明日の仕事への貴重なヒントが生まれます。さらに、新たな人脈もできることがあります。
これを気晴らしと言うかどうか、微妙なところがありますが、少なくとも、後ろ向きの気晴らしとして有効なものでも、考え方、使い方を工夫すれば、それがノーマルマインドへの復帰を超えて、さらにポジティブマインド作りにまで持っていくことはそれほど難しいことでないと思います。

● 心を元気にする気晴らしのコツ
① 心元気なときにも気晴らしをする習慣をつける
気晴らしは心が落ち込んだ時にだけする習慣としてしまうのは禁物です。
落ち込んでいる気持ちを持ち上げるためにいつもお酒ではなく、いいことがあった、うれしいことがあった、そのお祝いに一杯の晩酌、ということもあってよいのです。
気持ちポジティブのときにも、同じような気晴らしを使う習慣をつけてしまうのです。
趣味や遊びの世界でも、同じような習慣をつけてしまうと良いと思います。
②気晴らしのレパートリを増やす
 そうはいっても、気持ちポジティブなときにパチンコの習慣というのもやや違和感があります。ただ、ギャンブルでの勝ちは、気持ちポジティブなときのほうが勝つそうですからーー本当かなー?――、これでもいいのかもしれません。
常識的には、それにふさわしい気晴らしのほうが同じ習慣にするにしても自然で持続性もあります。
 そんな気晴らしの目安の一つは、能動的で健康的な気晴らしだと思います。
 例を挙げれば、スポーツですね。あるいは、いつもとは違った豪華な食事ですね。あるいは、お化粧もいいですね。
 もう一つの目安は、社会性のある気晴らしですね。
気の置けない人との語らい。食事も一緒にできれば申し分なしだと思います。
 こういうのは、圧倒的に女性のほうが上手です。ここでも、「女性に学べ、心の元気づくりを」です。
③頭への気晴らし効果もある
 考えに考えてどうにも解決が思いつかないというような時に、気晴らしが効果があることは、これまでの発明・発見のエピソードでよく知れている。たとえば、
 アルキメデスは、王冠が純金でできている事を調べる難題を、入浴しようとした時のお湯の溢れをヒントに解決したそうです。
 数学者・ポアンカレは、数学のことを離れて散歩したりする中、馬車に乗ろうとしたり、散歩をしている時に、ひらめきが突然やってきたことを報告しています。
 凝り固まった思考を気晴らしで開放することで、これまで見逃していたことがみえるようになったり、抑制されていたものが意識に上ってくるのです。




 

内容と方法と熱意

2013-04-28 | 教育
内容と方法と熱意
 この3つは、教員の授業を評価する基本的な観点として、教育学者の吉田章宏氏が提案したものです。
価値のある内容を巧みな授業技術で熱心に講義できれば言うことなしですが、なかなかそうはいきません。
 とりわけ問題になるのは、教える内容です。教員のほうは価値がある内容と信じていても、学生からするとなんでそんなわけのわからないことを!、となりがちなことです。どれほど巧みな方法で熱意をもって教えても、それが「学生にとって」、――いや最近は「就職するのに」――何の役にたつの?、となりがちです。