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紹介「『教職課程コアカリキュラムに対応した教育心理学』

2019-08-03 | 教育
守 一雄
『教職課程コアカリキュラムに対応した教育心理学』
松本大学出版会(¥1,200+税)


 昨年「証拠に基づく教育」に焦点を当てた教育心理学の本を出版し、それを教育心理学の教科書として使った。しかし「定番」の教科書が扱うような内容がカバーしきれていないために、新しく教科書を書き直したのが本書である。ちょうどいいタイミングで、文科省が「教職課程コアカリキュラム」を公表したので、それに合わせて内容を考えた。一番の特徴は私一人で全部を書いたことである。

 私の授業は「反転授業」に近い。授業の半分は学生が小グループに分かれてのディベートだし、レポートの書き方や、簡単なデータ処理の実習をしたりすると講義らしい講義は3回くらいしかない。そこで、授業では言えなかったことを全部ここに書いたのだが、書き上げてみると、大した分量にはならないことが自覚できた。それでも、これくらいのことがわかっていれば、「教育心理学のコア」としては十分だと思う。これで思う存分「反転授業」ができる。

 数年前に、心理学の実験成果の再現性が40%以下であるという報告がサイエンス誌に掲載された。改めて考えてみると、教育心理学の研究成果も揺るぎないと言えるようなものはあまりない。「〇〇という現象は△△と呼ばれる」とか「××という説を唱えたのは◇◇という心理学者だ」という知識は、結局なんの役にも立たない。採用試験にそんなバカバカしい問題が出るので、それを大学で学ぶというのでは本末転倒なのである。そういったドウデモイイ知識を省いてしまうと、この本の内容程度しか学ぶべきことはない(と思う)。

 この本を読むだけで、私の講義を聞いている気分になれるよう、表紙には自作の似顔絵も描いた。手に何か持って、料理でもしているようなイラストだが、帯を取ると何をしているのかがわかる。結局、この本で読者に伝えたかったメッセージは、このイラストに込めることになった。

松本大学出版会のおかげで、定価も1,200円(+税)とお手頃になった。(守 一雄)


おい、おい、大丈夫かよ

2019-08-03 | 社会
日韓関係、対立のドツボ、そのいきつくところはドンパチ、へと入りつつある。
もうちょっとで、一触即発の段階。
即発したら、とめられない。

核のない国どうしなのが救い。

譲りどころを探すことはできないか。








市販の薬

2019-08-03 | 心の体験的日記
先生
からも
「諦めたほうが良い」
と言われていた『手足のしびれ』が

たった1ヶ月であっという間に無くなりました!!

(製薬会社のFB上の広告)

@@@

FB で最近よく見る。
自分の記事に触発されて??
の、例のターゲット広告ではないかと思う。


医師処方の薬をここのところ服用しているので
購入するつもりはない。

それにしても、
宣伝内容のすばらしさに
つい買って飲んでみるかなーと
おもってしまった。

学習方略(learning strategies>学生が解説すると

2019-08-03 | 心理学辞典

学習方略(learning strategies>
 皆さんは今英語を学習していると思いますが、どのように学習を進めているでしょうか?英語の単語帳を何度も繰り返しながら一つ一つ覚えて英語を覚えるやり方もありますし、英語を話す友達と話をしたり、手紙を書いたりしながら英語を覚えるやり方もあるでしょう。
 学習を効果的に進めるための方法にはいろいろなものがあると思いますが、これらの方法を「学習方略」といいます。学習方略は、学習の内容に関わる「直接方略」と、学習内容には直接関わりませんが、結果的に学習を進める「間接方略」の二つに分けることが出来ます。直接方略の種類には、単語を何回も復唱したり、語呂合わせを利用したりして覚える「記憶方略」や、新しい文法を日本語と比べて覚えるような「認知ストラテジ-」などがあります。間接方略には、英語を話す友達と会話をして覚えるなどの「社会的方略」などがあります。(OM)
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 心理学において、学習は「遂行の結果として生じる比較的永続的な行動変化」と定義されています。しかし、これでは難しくて何のことだかわかりませんね。つまり、私達の行動を考えてみると、生まれつき得たものと、その後の経験や学習によって得られた行動があります。そこで、何らかの行動を変える際に学習によって変えよう、というのが学習方略です。
 どのような方法があるかというと、古典的条件づけやオペラント条件づけと呼ばれるものがあります。古典的条件付けは、たとえば犬にえさをあげるときにベルをならすようにすると、犬はべルの音で「餌がくる!」と学習し、それだけでよだれを流すようになるといったようなものです。オペラント条件づけは、たとえば犬に何か芸を教えたいときに、少しずつその芸に近づくことによって餌を上げるなどの褒美をすれば、次第に犬はその芸に近づいていきいずれはできるようになるといったようなものです。
 このような学習方略はあらゆる場面で効果的に使われているのです。(AN)