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勉強には2種類ある
体育や芸術系の学習を除いて、学校での学習をざっくりと2つに分けてみると、一つは暗記もの、もう一つは問題解決ものになります。
「暗記ものの学習」
もっぱら知識の習得をするためのものです。これにも2種類あります。
・計算練習や漢字書き取りといった長期間の反復訓練によって身 につける技能習得にかかわる学習(「手続的知識」の学習)
・歴史上の年代順を覚えたり数学の公式を覚えたりといった学習 (「宣言的知識」の学習)
「問題解決ものの学習」
習得された知識を使って、与えられた問題を解くためのものです。これにも2種類あります。
・数学の応用問題を解く時のように、唯一の解をみつける学習 (よく定義された問題(well-difined)の解決学習)
・小論文や総合的な学習のように、さまざまな情報を使って自分 なりの思いを作り上げていく学習。したがって、「唯一の答の ない問題」を解く学習となる(定義があいまいな問題(ill- defined)の解決学習)
暗記学習の2つと問題解決学習の2つとは、車の4輪のようなものです。ほどよいバランスを保っているときに、勉強は一番よい方向に向いていることになります。