心を元気にするチームワークのコツ
①対人関係を良好なものにしておく
チームワークですから対人関係が発生します。対人関係はチームワークのインフラ(基盤)のようなものです。ここがしっかりしていないとチームワークはうまく機能しませんし、心元気というわけにはいかなくなります。
仕事の目標を達成しさえすれば文句ないだろう、という態度ではうまくいきません。「無駄な」配慮が必須です。「無駄な」の意味はおわかりですね。とりわけ、あなたがチームリーダー的な立場なら、常時、7-3くらいの「無駄な」配慮が求められます。
②それでも、チームの目標は意識して仕事をする
なぜなら、目標達成のために作られたチームであって、仲良しクラブではないからです。このことをメンバーが認識していれば、たとえ、対人関係や仕事でトラブルや逆境に陥ったときにも、チームワークで元気に乗り切ることができます。
野村克也監督の言を引用しておきます。
「表面的な「仲良しこよし」がどんなに集まったところで、それはた
だの「群れ」にすぎません。チームワークには、目的意識の共有が
不可欠です。」
③競争はほどほどに
チームワークに競争は諸刃の剣です。
それが適度ならメンバーのモラール(士気)を高め元気に仕事ができますが、過度になるとチームワークを劣化させます。足の引っ張り合いが起こります。仕事のほうではなく、そちらのほうに資源が費やされてしまいます。
競争心をうまくコントロールするコツは、成果第一ではなく、努力(過程)第一でいくことです。これは、自分の成果は周りのおかげ、周りを助ける気持ち、感謝の心につながります。
④チームワークを底で支えている人への配慮を忘れない
目立たない、でも、その人がいないと実はチームが機能しない、そんな人がチームには必ずいます。へたをすると、割をくってしまうような人といっていいかもしれません。あえて、誰が、あるいは、どんな人が、とは言いませんが、そんな人への感謝を折に触れて表現することは大切です。