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キャリアQ 病気のため転属を申請。
転属先候補は1日10分で仕事が終わる部署……
パソコン作業が好きで得意分野なのですが、眼の病気で5回も手術をしたため、ほとんど1日中パソコンの作業からの仕事内容を変更してほしいという希望を会社に出しました。まずは仕事のやり方を変えるとか、パソコンの作業時間が短くなるよう、営業事務のような部署への異動等提案したのですが、却下されました。その際転属の話になり、候補に上がった仕事が、毎日他社から届く郵便物を配る係(極端な回答に唖然としましたが)。10分くらいで終わってしまう仕事です。実働7時間40分の会社です。それでも給料は今の額をくれると言うのですが、私は自分のスキルを活かせる、やり甲斐のある仕事がしたいのです。転職するかしないかの前に、今の会社でとりあえず努力はしてみようと思っていますが、仕事を与えないのもパワハラに値するのではないでしょうか？
事務職 / 39歳 /女性
キャリアA:海保先生
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この相談には海保 博之カウンセラーがズバリ答えます！
会社の「悪意」ではなく、「好意」だとポジティブに！
好意に甘えて、キャリアアップに
■好意か悪意か
「閑職」への転属は、やる気まんまんのあなたにとっては、耐えられないことと推察します。パワハラでは、というあなたの判断も、うなずけるところがあります。
しかし、一方では、本当にそうなのか、ということも確かめていただきたい気もします。まったく反対という可能性もあるような気がするからです。つまり、給料もそのまま、ということですから、会社(上司、人事)は、あなたの目の病気に配慮して、ちょっと一休みの薦めをしているようにも思えるのです。それをあなたが「悪意」ととってしまっているようなことはないでしょうか？ もしそうなら、ここは会社の「好意」に甘えてみるに越したことはありません。あなたの認識を「好意」のほうに変えてしてしまえばよいのです。
■あなたが「好意」と判断してみると
会社に「好意」か「悪意」かの確認をとるのも意外と難しいですね。彼らからして、これは当面の処置であって、実はそれほどはっきりしていないということもありえますから。そこで、自分で勝手に、「この配属は会社側の好意の配慮なのだ」ととってしまう手もあります。そして、それなりに勤務に工夫をしてみる、というのは無理でしょうか。たとえば、
・周囲や上司の方々に、なにか自分が手伝えることはないかを尋ねてみる
・さまざまな改善提案をしてみる
・許可を得て、業務に関連する勉強や資格取得の準備に時間を使う
・明るくポジティブに振る舞う
これが周囲のあなたに対する見方を変えさせることにもなるかもしれません。それが、キャリアアップへのきっかけとなり、あなた自身一回り大きくなれるかもしれませんよ。
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