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●●計画」頭を元気にするキーワード」長期連載」あいうえお順

2013-09-24 | Weblog
計画

「心が元気になる計画をあえて立てる」

● 計画ってどんなもの
PDCAはよく知られています。
 「Plan計画―Do実行―Check評価(確認)-Action(訂正、確認行為)」です。計画を考える時には、このPDCAが基本になります。
PDCAは、日常的に行っていることなのですが、ほとんどそのことを意識することはありません。たとえば、
窓を閉めます(計画)
閉ました(実行)
まだきちんと閉まっていません(確認)
きちんと閉めました(訂正行為)
となります。しかし、これを意識的にやろうとするととたんにからだがスムーズに動かなくなってしまうことがあります。それほど自動的、無意識的にできてしまうのが、ほとんどのPDCAなのです。
 それでも、かなりはっきりとPDCAを意識する/せざるをえないこともあります。これが本稿で取り上げる「計画」に関連したものになります。
 たとえば、いつまでに原稿を書く、というような場合です。こういうときは、たぶん、手帳にしっかりとそれを書きこむはずです。そして、それを達成するためには、いつから書き始めるか、いつ頃までに関連する資料を集めるか、といた段取り(工程)を思案します。こういう作業を、認知科学のほうでは、目的―手段分析といいます。
たいていの人は、締め切りだけ書いてあとは頭の中で工程表をイメージするくらいですが、事が大ごとになれば、精細な工程表を作って見えるところに張り出すようなこともします。
 こうした計画の特徴を挙げておきます。
① 達成すべき目標がある
② 期間が決まっている
③ 意識して実行(do)、評価(check)訂正、確認行為(action)する/するべき下位目標がある

PDCAは多くは、仕事の段取りづくりに活用されています。それを支援するPDCA手帳と銘打った商品もあります。ここでは、それではなく、気持ちをポジティブにするために、このPDCA日記の活用のすすめを書いてみたいと思います。
仕事志向でPDCA手帳を使っている人は、その手帳の余白を活用して、以下のようなことに挑戦してみてはいかがでしょうか。

●PDCA日記で気持ちをポジティブにするコツ
① ポジティブ計画をたてる
計画は将来のことになります。したがって、それはあなたの考えひとつで自由に変えられます。
そこで、計画をポジティブな内容にするのです。たとえば、
大きくは、ポジティブ感情を持てるようなる(大目標;年間目標)
そのためには、一日30回は、「ほんわか(ほめる、わらう、感謝する)を実行する(下位目標、一日目標)
という具合です。
さらに、細かくできるなら、レストランのレジの人に「ほんわか」1回
厳しいので敬遠している上司に、「感謝」1回
という具合です。
そして、それができたかどうか、寝る前に振り返るのです。
ややわざとらしいかもしれませんが、たとえば、1か月限定でやってみるのです。心が変わります。周りの目も変わります。

② 目標への接近度を評価する
ポジティブ計画でも、例で挙げたように、大目標と下位目標とがあります。その間に一貫性がないと、せっかくの努力も水泡に帰すことになります。ここで大事になるので、目標分析です。
たとえば、ポジティブ感情を持てるようになる、という大目標を達成するための道筋は単線ではありません。いくつも道筋がありえます。たとえば、
・ 関連する本を読むー>どきそうなことを抽出するー>一日5回、実行するー>
・ 友達と「ほんわか」実践を競争するー>勝つために、あたりかまわず「ほんわか」を連発するー>
 そして、その中に、必ずしも、大目標に近づくことのできないものも紛れ込む可能性があります。今日の下位目標が達成できたかどうかのC(評価)だけにこだわると、それがより大きな目標に近づいたのかどうかのCを見逃しがちです。今日の成功に舞い上がってしまって事態を厳しくみられないからです。
 Cにも、過去(したこと)のCと、未来(するべきこと)に向けたCとの2つがあるということです。



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iPadのおかげて退屈知らず

2013-09-23 | 心の体験的日記
ちょっとした待ち時間でも
ちょっとニュースをみたり
たまった画像をブログに取り込んだり
などなど時間つぶしにはことかかない

さすが、ゲームアプリは一切入れてないので
ゲームはしないが、
ともかく、退屈しのぎになる

もう手放せない

ただ、字がちいさくて老眼にはつらい
メガネがいるかなー
文字の拡大ができない画面が結構、多い




人物の印象評定尺度

2013-09-23 | 認知心理学
人物の印象評定尺度例

       非常に やや どちらでもない やや 非常に
思いやりのある 1 2   3   4 5 自己中心的な
社交的な    1 2   3   4 5 非社交的な
人気のある   1 2   3   4 5 人気のない
ざっくばらん  1 2   3   4 5 堅苦しい
穏やかな    1 2   3   4 5 怒りっぽい
ユーモアのある 1 2   3   4 5 ユーモアのない
人情味のある  1 2   3   4 5 人情味のない

「卒業単位124」大学問題

2013-09-23 | 教育
「卒業単位124」大学問題

 大学設置基準法で、124単位が卒業要件となっている。4年間で割ると、1年間で31単位となる。3年間あればらくらく124単位をオーバーできる。最近は、文部科学省の指導で、年間に取得できる上限を定めるようになっている。わが大学では、それが48単位。
 かくして、学生は、3年で実質的に大学とおさらばして、就職活動に駆け回ったり、アルバイトに明け暮れることになる。
 教員側からすれば、もうちょっと教え込みたい気持ちを抱えたまま学生を世の中に押し出すことになる。
 大学教育は、授業だけから成り立っているわけではない。課外活動も、また、アルバイトも教育的である。だから、124単位をもっとあげよ、ということではない。このあたりが適当ではないかと思うが、教員側からすると、せっかく高い学費をはらっているんだから、大学が提供する資源をもっと自由に活用してほしいとの気持ちがある。



冒険者」安全・安心の心理学」新曜社

2013-09-22 | 安全、安心、
 
冒険者


           ―――危険を楽しむ

● 冒険者
危険を楽しむ人、危険に挑む人。こんな人たちをここでは
冒険者と呼んでおく。リスク心理学の言葉を使うなら、リスクを承知で危険なことをするリスクテーカー(risk taker)である。
   危険に無頓着な人とは、危険の存在をあらかじめ認識している点で大きな違いがあるが、行動面では、区別がつかないことがある。たとえば、子供の多くは、危険に無頓着なために危険なことをするが、彼らを冒険者とは見なさない。***注1

●冒険者にも2種類がある
冒険者には、ポジティブ冒険者とネガティブな冒険者とがいる。
ポジティブな冒険者とは、たとえば、
・ 誰にもできないと思われていた難度の高い技に挑む
・ 人類未到の大陸横断に挑む
・ 誰もが解けないと思っていた問題を解くのに挑む
 いずれの例も、社会を明るくし社会を進歩させるのに役立っているし、結局は、人類の進歩にも貢献することになる。これは、本人自身が危険の結果のすべてを引き受けることになるので、普通は、安全、安心の問題にはならない。
一方、ネガティブな冒険者とはこんな人である。
・ 交通ルールを無視してスピードを楽しむ
・ ギャンブルにあり金のすべてを注ぎ込む
・ 人に良いところを見せたくて出来もしないことをする
彼らの多くは、社会的なインパクトへの配慮をかき、自分の楽しみ、自己顕示力の発揮、思い込みのために、自分を破壊させるだけでなく、周囲にも多大の迷惑をかける。

● 危険を引き受ける難しさ
この世で生きていこうとする限り、いつでもどこでも程度の差はあっても危険はある。それにおびえてしまえば、生き方が臆病になる。「縮小人生」をおくることになる。
そうかといって、日々の生活や仕事で、いつも危険と格闘しなければならないようでは、今度はストレスに負けてしまう。
危険とのつきあいは、何にしても極めて難しいところがある。
図1 リスクテーキング行動のポジティブな面とネガティブな面。

● 危険に備える
どんなリスクがどれくらいの確率で存在するかを知ることをリスク認知という。リスク認知の感度と精度が優れていれば、事前にリスクを回避したり、それに備えることができる。それが鈍っていれば、リスクにもろに直面してしまうことになる。
 冒険者はリスクの認知には優れている。したがって、リスクがもろに自分に降りかかることがないように、あらかじめ周到な準備をしてから行動をする。
安全、安心の観点からすると、ポジティブな冒険者であっても、その行動にはつい批判の目を向けたくなる。「そんな無謀なことをして」「身の程知らず」と言いたくなる。しかし、あまりその批判が強くなりすぎると、社会全体が「縮小社会」になってしまう。

●領域分け
そこで一つの提案。それは、この領域ではリスクの高い行動を認めるが、この領域では、認めない、というように領域によって、リスクとの付き合い方を変えるのである。「領域分け」と呼んでおく。
たとえば、公共交通の日々の運行で、冒険的な行為――その多くは違反になるのだがーーは絶対に許されない。しかし、会社の将来の方針を作るための企画会議では冒険的な発想を許す、あるいは、スポーツの訓練での挑戦的な試みは、事故予防のための十分な備えをした上で、どんどん推奨する。
このような領域分けの考えは、2つの点でメリットがある。
一つは、人生、社会を縮小させる力と拮抗できることである。
繰り返しになるが、安全、安心問題は、考えれば考えるほど、「危ないことはするな」「危険を避けよ」となる。そのためには、やりたいこともやらないほうが良いとなりがちである。それを、この領域では、大いに冒険してもよい、ということになれば、人生にも社会にも活力が出てくる。
もう一つのメリットは、リスク意識を高めることである。リスクによって領域を分けるためには、あらかじめリスクへの備えが十分か、さらに、リスクに遭遇してもその対処ができるかどうかを常に考えておく必要がある。このことがリスク意識を格段に高めことになる。

注1 ちなみに、子供時代の冒険体験は大事である。「事故は自分の責任」という了解のもと、NPO法人・日本冒険遊び場づくり協会が積極的に冒険遊び場づくりの活動をしている。(朝日新聞06年4月2日付けより)


労力x距離=一定

2013-09-21 | 心の体験的日記
階段を斜めに上ると楽(安野氏)

なるほどね
物理学の法則にはあっているが あっはっは ですね

駅では、斜めのぼりはとても危険
それでなくとも、階段の上り下り
リスクが一杯
自分の身を守るのもそうだが
ちょっとしたことで他人にも危険が及ぶことがある

とりわけ駅の階段は、密集しているので
十分な注意が必要

一体どんな事故がどれくらい発生しているだろう


対人関係を変えるのはまず、自分が変わること

2013-09-21 | 健康・スポーツ心理学
 対人関係ですから、お互いが突っ張りあっていれば、彼のような自己愛過剰者が相手の場合は、どちらかがひっくり返るまで、現状のままです。
 そこで、あなたのほうが変わるのです。仕事のことを考えれば、我慢がならないかもしれませんが、とりあえず、彼との対人関係を変えることだけを考えるのです。
 それには、仕事上の戦力としての期待はゼロ、やってもらう仕事はごく簡単なものに限定してしかも、あまり長時間かからないものを依頼して、「それができたら褒める」「不満足なところやミスは無視する」というごく簡単なことです。