2016年の10月中旬。冬になる前に福島にキャンプ・ツーリングにゆくことにした。あだたら高原キャンプ場がお気に入りなので、年に一度は行きたいと思っているのだ。
寒く感じる気温だがキック10回でDRは始動した。高速は使わずに国道を北上する。宇都宮をすぎると道路沿いにアドバルーンがあがっている。アドバルーンは北関東にこないと見られないものになってしまった。
栃木県の道の駅ばとうで休憩した。気温は上昇して20℃になっていた。
八溝山林道を走ろうかと考えていたが、今回は林道ではなく、キャンプが目的なのでやめておく。国道294号線で太田原にゆき、国道461号線におれて、途中から雲巌寺につづく県道にはいる。田んぼの稲は刈り取られ、藁が干してあった。家畜の飼料にするのだろうか。
雲巌寺をすぎて八溝山にのぼっていく道はたよりないほどに狭い舗装林道だ。交通量も少ない。車のすれ違いは困難だ。
山道の途中に大規模な伐採跡があらわれた。ブルドーザーで山肌に道をつけ、木をすべて切り出してある。植林された森なのだろうが、何もなくなった山は痛々しく感じられた。これからまた新しい苗木が植えられるのだろうが。
八溝山の山頂に着いた。城のような展望台があり、のぼってみた。
展望台からは茨城・福島県境の山々や棚倉の町などが見下ろせた。
八溝山にはアフリカ・ツインのカップルがいた。男女それぞれがアフリカに乗っているのだが、女性がアフリカに乗っているのははじめて見たので、すごいなと思った。
八溝山からくだり、板東三十三ヶ所霊場の二十一番札所、日輪寺におまいりする。
巡礼に興味のある方は『巡礼編』をどうぞ。別ブログです。
八溝山から落葉の積もる細い道を福島県棚倉町にくだってゆく。久慈川沿いの道には2、6キロのダートがあった。
舗装路と変わらないようなフラットな林道だ。
久慈川もここではこんなに細い流れである。
昼時となったので棚倉で食事処をさがす。駅があったので立ち寄ってみたが、人は少なかった。