2018シーズン4日目、5日目のスキーに出かけた。目的地はホワイトワールド尾瀬岩鞍スキー場である。1月の三連休なので渋滞を警戒して前日から沼田の道の駅、白沢、に車中泊した。朝の気温は-5℃くらい。寒かったが駐車場にテントを張っている人がいた。スキーヤーだろうか。
天候は雪。朝起きてすぐにホワイトワールド尾瀬岩鞍スキー場のHPをチェックする。午前5時台の更新で路面状況がでているのだ。それによると4WDスタッドレス◎、2WDスタッドレス○、ノーマルタイヤ×、となっている。私のハイエースはFRの2WDだ。スタッドレスを装備しているが、登りに弱い上にスキー場の入口には急坂があるので不安だった。しかしHPをみて安心して出発した。
国道120号線は雪崩のため鎌田で通行止めとなっていたが、今日から交互通行になった。ただしそれは7時から17時までで、夜間は迂回路を通らなければならない。私が通過したのは7時すぎで車はスムーズにながれていた。
国道もスキー場への急坂の道にも積雪はほとんどなかった。かなり融雪剤がまいてあるようで問題なく尾瀬岩鞍に到着した。今回は2日間の予定なのでシニア2日券を購入したが7300円とお得である。自動改札用のチケットはデホジット制で500円が加算されて7800円を支払った。シニアは55才からだ。参考までに大人1日券は4900円、シニア1日券は4400円。1450円分の食事と飲み物代がふくまれる1日セット券は、大人が5600円、シニア5000円である。
朝一番でゴンドラにのる。画像は8時15分のゴンドラのオープンを待っているところ。
1本目は初心者コースのミルキーウェイをすべる。整地されたバーンの上に新雪がつもっていて、とても滑りやすくて快走、いや快滑走した。
国体女子コース。天候は雪。たまに強風。吹雪いたりする。気温は-6℃。
リーゼンコース。急斜面。尾瀬岩鞍は難度の高いコースがたくさんあって面白い。そのぶん体力は使うがここが好きだ。
昼食は車にもどってカップ麺などですませた。ひとりだとレストランを使うのが億劫なのだ。ひとりで座れるだろうか、オヤジが馴染める店だろうかと考えてしまう。
午後は足にきてしまったが、ゆるやかなコースを滑走して体力を回復させ、その後はエキスパートコースの下部とリーゼンコースのコブ斜面をすべった。エキスパートコースの上部は閉鎖されていた。
2日券はナイターも滑れるのだが、その前の16時45分でギブ・アップ。雪も強くなっていた。スキー・アプリのスノーウェイによると滑走距離48、5キロ、リフト・ゴンドラ乗車34回、最高速56、6キロ、最高標高1734メートル、終了標高1005メートル、と記録されていた。
標高1000メートルのスキー場で車中泊をしたくないので、国道の迂回路をとおって沼田にくだり、また道の駅白沢にもどった。迂回路に急な坂はあるが除雪がゆきとどいていた。雪は降りつづけている。道の駅の温泉560円につかって体をほぐした。
翌朝の白沢の最低気温は-3℃。寒さに慣れたのもあって暖かく感じられた。
2日目の道路状況も4WDスタッドレス◎、2WDスタッドレス○、ノーマルタイヤ×、である。スキー場の入口までは除雪が完全で融雪剤が効果を発揮していた。しかし県道からスキー場への急坂に雪がのこっていて、タイヤが空転する。ハイエースの二駆は雪の上り坂に弱いと言われているのだ。それでも急坂の手前から加速して勢いをつけてのぼり、アクセルもゆるめたり、強めたりしてのりきった。駐車場もこの積雪である。
この日は快晴だ。筋肉痛だが、ミルキーウェイからスタートして国体女子コースやリーゼンコース、チャンピオンコース、西山のコースをすべる。とくに新雪のつもったリーゼンが面白かった。上の画像がリーゼンコースである。
昼は渋いたたずまいの岩鞍食堂を利用した。お洒落なレストランは混んでいるし、オヤジひとりでは使いづらいからだ。
岩鞍食堂は読みどおり空いていた。まずは生ビール600円。柿の種つき。ガラスの容器からレンゲで一杯すくってくれた。
カツ丼は1150円とちょっと高いがゲレンデではこんなもの。味はふつう。岩鞍食堂はフレンドリーで空いていてよかった。食事をしていたら前の席にひとりのオヤジがやってきた。類は友を呼んだようだ。彼も生ビール、それにカツライスだ。
午後は足にきてしまう。そこで西山コースのゆるやかなゲレンデやエキスパートコースの下部で体力を回復させる。とくにエキスパートコースの下部は中斜面でほどよくスピードがでて心地よかった。上の画像は西山コース。
2日間でいちばん滑ったエキスパートコースの上部にもいってみた。ここが岩鞍一の斜度になっている。
ここはただターンして下りることしかできない。
以前は転びながら滑ったコースだ。今でも急すぎて面白くなかった。
リーゼンコースやブナの木コースを滑って16時に切り上げた。2日券はナイターも滑れるのだが、もう体力はのこっていない。17時をすぎて、国道から迂回路にまわされる前に山を下ることにする。スキーアプリはバッテリー切れで記録が残らなかった。滑走は1日目とおなじくらいだと思う。
尾瀬岩鞍のゴンドラの横にはカモシカがいた。ペアの二頭だったが日中はずっと雪の中に頭をつっこんで木の芽や皮をたべていた。注意していればあなたも見られるかもしれない。カモシカはむくむくでイノシシのように見えた。でもオスには小さな角があった。
2日連続で滑ると、思う存分スキーをやったな、という満足感があった。