首都圏の一都三県につづいて、愛知・岐阜、大阪・京都・兵庫、福岡、栃木に緊急事態宣言がでた。そして政府は夜だけでなく、昼も外出を自粛してくれと言とい出した。夜だけでなく、ランチも控えてほしいとも。医療体制は逼迫しているが、人に会わない、人と接しない、会話をしないことに注意をして、ひとりで車ででかけて、ひとりで車の中で食事をし、ひとりでスキーをするのは、許されることだと私は判断した。スキーは趣味のものだが、私にとっては、冬にしかできない、どうしてもやりたいことなのだ。したがった私にとってスキーは、不要不急のものではないのである。
この問題については人によっていろいろな意見があるだろう。感染しない、させないならば、そのすべてが正しい。それぞれの信じることが正解なのだ。そして最終的になにがよくて、何がゆるされないのか、時間がだって、歴史が証明することなのだと思う。
1月16日。土曜日。2021シーズン6日目のスキーにでかけた。いったのはホーム・グラウンドのホワイトワールド尾瀬岩鞍である。今のところテレビなどで、スキーにきている東京圏の人間をとりあげていないが、用心するのにこしたことはない。メディアのやってこない、高速道路から何10キロも離れたスキー場のほうがよかろうと判断したのである。
岩鞍のHPの道路情報によると、FRスタッドレスも○になっていので、ノーチェーンでスキー場への激坂をのぼった。
天候は晴れ。気温は-1℃。シニア1日券4500円+デポジット料500円で5000円のリフト券を買い、チャンピオン・コースからスタートする。
雪は堅い圧雪だ。
つづいて国体女子西山コースをまわす。
晴れて武尊山や日光白根山などの山がきれいに見えていた。
コブ斜面のぶなの木コースにゆく。
コブは凍っていて、ガチガチの手強いコースになっていた。
昼食は車にもどってひとりでとることにする。第2駐車場は9割ほど埋まった混み具合だ。
昼はカップめんにサンドイッチ、おにぎりなど。
食事をおえると雨が降ってきてしまった。雨降りは嫌だよね。ウェアーやグローブに防水スプレーをかけてゴンドラに乗る。
ゴンドラで上ってゆくと雨は雪に変わってくれた。食事をすると身体が重くなってしまって動けない。そこでやさしい白樺コースを2本すべって筋肉をほぐした。
圧雪整備されたチャンピオン・コースの再オープンの列にならぶ。雪とガスで視界がわるくなった。
きれいに圧雪されたシマシマを朝と13時の2回すべれるのは岩鞍の大きな魅力だ。見通しは悪かったが、大回りでスピードをたのしんだ。
その後はコブ斜面のぶなの木コースにゆく。
午前中よりも溝が深くなっていて、更にむずかしくなっていた。しかも吹雪になり、一時はホワイト・アウトのような状態にもなる。
悪天候でかなりの人が帰ってしまったようで、ゲレンデはガラガラになった。私もよほど帰ろうかと思ったが、冷え込みが強くなった西山第5リフトで国体女子西山をすべった。
それでも16時ころには空は明るくなってきた。
チャンピオン・コースにもどりリフト・ストップまで滑走する。
チャンピオンのリフトがとまると、最後にロマンス・コースを1本すべって切り上げた。スキー・スノボ・アプリのスノーウェイによると、リフト乗車35回、滑走34本、滑走距離39、5キロ、最高速82、9キロ(チャンピオン・コース)と記録されている。この日に会話してのは2人だけだ。ビニール・カーテン越しにコンビニの店員さんと、そしてアクリル板越しに岩鞍のリフト券売り場の方だ。もちろんお互いにマスクを着用していた。
帰路。群馬県内は混んでいたが、埼玉県に入るとガラガラに空いていた。埼玉県からは皆さん自粛をされているようで、車が激減していた。