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9月の休日。群馬県北部にある秋鹿大影林道と万沢林道を走りにでかけた。群馬県の道の駅こもちで休憩する。ここで昼食のおにぎりなどを手に入れようとしたが、店舗内は蜜になっていたので、買物をするのは断念した。
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うす曇りの暑くない日だった。秋鹿大影林道の入口、みなかみ町にある奥平温泉・遊神館にやってきた。
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遊神館の奥に道なりにすすんでゆくと秋鹿大影林道にアクセスできるのである。ここで写真をとっていると、新潟ナンバーのカワサキ250TRがやってきて先にいった。
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秋鹿大影林道には2017年にもDR650できている。そのときの印象は路面や斜度はとても険しく、DRで走れる限界のダートだと感じた。それがセローではどうなのか、確かめるためにやってきたのである。
林道は入口から急坂の上りだと記憶していた。しかしセローでゆくとそれほどの斜度とは感じない。ただ路面には大きなジャリがゴロゴロとしていて、とても走りにくかった。
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カワサキ250TRと前後しながらゆく。すすむと急坂ばかりになる。林道は走りやすい路面もあるが、
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粒の大きなジャリが敷いてあって、ハンドルをとられるところが大半だ。水が流れ、クレバスがあり、坂はきびしく、よくここをDR650で走ったなと我ながら思う。DRは重心が高くて、ギヤもハイギヤードなので、ロー・ギヤを多用して走行した。それがセローではセカンドでゆけるのである。DRでは走るだけで精一杯だったが、セローでは余裕をもってすすむことができた。
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入口から5キロほどで東屋があらわれた。前回DRで来たときには、ここも激坂で、とてもバイクをとめる気にはなれなくて通過したところだ。セローでは道からはずれて法面をのぼり、バイクを停止することができた。
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看板があり、右・入須川方面5、9キロ。左・四万温泉方面8、7キロとある。ここでカワサキ250TRが追いついてきて先に行った。
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東屋で昼食をとることにする。食料は沼田のセブンイレブンで手に入れておいたのである。
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東屋からセローと林道を見る。路面にクレバスがはしっている。画像では急に見えないが、険しい上りだ。
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ここから頂上まで距離があったと記憶していた。DRではたいへんな思いをして走ったのである。しかしすぐに霧峠に到着した。距離はわずかに2キロほどで、セローではあっけないほど容易についてしまったのだ。前回、DRで走っていてここでシェルパにぬかれたが、さもありなんという走行性能の差であった。
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峠からやってきた方向を振り返る。右の道を上ってきた。左は通行禁止である。
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霧峠。右がこれからすすむルートで左は通行止めとなっている。
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下りは上りにくらべると走りやすいが、急坂、粒の大きな石やクレバスもある。
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セロー250とホンダCRF250とすれちがう。
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下りは9キロあり長くかんじた。やはりここは関東でも有数の険しい林道だ。特に峠の東側が荒れていた。
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林道の出口、秋鹿橋に到着した。
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秋鹿橋から国道353号線を北上して、ガマ石の滝を目印に左折し、万沢林道の入口についた。
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看板がでていて、翌週から通行止めとあるからタイミングがよかった。
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万沢林道は秋鹿大影林道にくらべると格段に走りやすい。
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しかし急坂にジャリが深く入れてあったり、
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浮石があったりする。
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シェルパとすれちがう。ここは秋鹿大影林道とちがって車が入っている跡があった。
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7キロ地点から路面はアスファルトになった。緑のトンネルのストレートもある。ここで長い柄のカマを持って歩いている初老の男性がいて、無表情なので、抜くのに緊張した。その人は車できていて、何か採っているようだった。
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舗装路をすすんで峠についた。ここには広場があって、軽トラの男女がキャンプをしている。バイクをとめると寒いほどの気温になっていた。
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熊笹の中の道をくだってゆく。
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峠から3キロほどで舗装はきれた。
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急坂のある道を下ってゆく。
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発電所があるので峠の西側は車の通行が多いようだ。
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道は舗装路になり、つづいて幅広のフラット・ダートになった。
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北海道のダートのようだと言われる部分である。
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未舗装路を合計14キロを走りきり、国道405号線にでた。
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万沢林道基点の標柱がたつ。
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バイクは泥だらけである。
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長野原に下り、中之条をぬけて道の駅おのこで休憩する。セローではじめて300キロ以上走ったが、ポジションがきつくて足がつったり、アクセル開度がおおきくて右手が痛くなったりした。そして帰路に90キロをだして、これまでの最高速度を大幅に更新した。燃費は41K/L。