朝の人通りの少ない只見の町をぬけてゆく。国道252号線を5・60キロの速度ですすむが、DRにとってはギャロップをしているようなものだ。ゆったりとゆくとツバメがたくさん飛んでいる。町のツバメは高いところを飛ぶが、ここのツバメは地面すれすれの路上を飛んでいるから追いついてしまう。ツバメの最高速度は50キロほどだ。耳はよいようでバイクで背後に近づくと左右に散ってにげていった。
天然の炭酸泉があると案内がでていて、珍しいので見てゆくことにする。国道沿いの駐車場にバイクをとめてあるいてゆくと、神社のようなところにでた。
山すそに炭酸泉がわいている。
炭酸泉は湧水のように整備されていた。
一口飲んでみたが、たしかに炭酸だ。シュワシュワしている。ただしぬるいので、冷せればかなり美味しいと感じられた。隣には炭酸水の工場もつくられていて、ボトルに詰められて商品化されているようだ。
バイクにもどってゆくとカボチャがたくさん実っている。でもカボチャって地面を這っているものではなかろうか。農業はまったくわからないが、カボチャが縦になっているのは珍しいと思った。
弱い雨が降りだしたがすぐに止んだ。霧だったのかもしれない。スノーシェッドのかかる山道を只見川をながめてすすむと、ダム工事をしているところに出た。止まってみるとダムの工事ではなく、鉄道の橋がいくつも落ちてしまっているのだ。このときは知らなかったのだが、只見線は2011年の豪雨災害で会津川口と只見の間が不通になっていた。上の写真ではわかりづらいが、ダムの手前の只見川の上を線路が走っているはずが、鉄橋が落ちてしまっていた。
会津川口駅についた。ここから只見駅までが不通なのだ。駅の前には代替のバスがとまっていた。
ホームにゆくときは駅員に一声かけて、とあるのでそうしてホームにゆかせてもらう。会津川口と只見の間が不通になっているからだろうか、入場券は不要である。ホームには会津若松方向にゆく電車がとまっていた。
ホームから駅舎をみる。
線路の横には只見川がながれている。とても風情のある駅だ。駅には雪景色の風景写真が飾ってあったが、それもとても魅力的だった。
只見川は水量豊富だ。只見線が復活すれば、会津川口と只見の間は絶景のつづく風景が見られるだろう。キャンプ場でいっしょになったランドナー氏が、只見線に沿って走ると言っていた気持ちが、わかったような気がした。
会津川口駅をでて沼沢湖にむかう。途中でひまわりが咲いていたのでバイクをとめた。
沼沢湖にキャンプ場があるので見にきたのだが、ファミリーがたくさん詰めかけていて、湖水浴をしているから、ソロ・キャンパーの来るところではなかった。
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