2018年の9月。花咲ガニをたべに納沙布岬にある武内商店にやってきた。これまでは花咲港にある店を利用していたのだが、他の食堂もためしてみたくなったのである。その理由は『大八食堂』をどうぞ。
2018年の北海道をおそった地震の直後だった。電気のブラックアウトでカニはすべて死んでしまい、あたらしいものに入れ替えたそうだ。しかし料理の仕込みはしておらず、カニをゆでることしかできないとのこと。もとより花咲ガニをたべにきたのだからこちらに不満はない。カニは2・30分で茹であがるとのこと。
ご主人と店の裏にある生簀にゆき、カニをえらぶ。家内とふたりなので700グラムはありそうなものをチョイスした。これで4500円である(税込み)。数年前に納沙布岬にきた際に、接客をしているご主人をみて、対応がよいなと思ったのだ。ご主人は強面だが真面目な人なのである。それで花咲ガニをたべるなら、ここにしようと思っていた。
20分ほどでカニは茹であがってきた。早い。
カニははかまと甲羅を外して足を折り、味噌からたべてゆく。茹でたてだから熱々だ。そして甘くてジューシー。茹でたてのカニをたべたのははじめてだが、これは抜群においしい。家内も喜んでたべているから、もう茹でたてしか口にしたくないほどだ。
ポップに日本一おいしいとあるが、私も花咲ガニが日本一だと思う。
茹でたて、ということに大きな付加価値があると思う。根室でしかたべられない茹でたての花咲ガニ。ちょっと高いけど食べる価値はある。つぎは鉄砲汁も味わってみたい。ひとり用に2000円くらいの小さなカニもある。☆5点満点平均3点で3、8点。もっと安くたべたい人は根室駅近くの鈴木商店で冷凍のカニを買えばよいのではなかろうか。イートインはできず、解凍に時間はかかるだろうが。
2019年は『厚岸漁協の直売所・エーウロコ』を利用した。ここはカキが特産だが花咲ガニもあった。しかも激安である。茹でたてではないが私はしばらくここを利用しようと思っている。
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