7日目。
6時に起床した。弱い雨が降っていて空の雲は厚い。
根室、釧路地方の降水確率は50パーセント。網走方面は20パーセントだ。釧路・根室の林道にゆくつもりだったが雨では楽しめない。予定を変更して網走方向にツーリングにゆくことにした。
カップめんと昨夜たべられなかった、ホッキの酢味噌和えで朝食とする。
TW氏は雨で完全に見送りモードになっている。今日は温泉と水汲みですごすそうだ。
バイクの水滴をふきとる。ついでにスクリーンに付着した虫の掃除もした。雨はあがり北の空が明るくなってきた。
今日は林道に入らないだろうからショート・ブーツにする。
キック2回でDRは始動した。調子はよい。北にむけて出発する。道の駅から走りだすとすぐに道は乾き、川湯方向にすすむと晴れてきた。
国道391号線から道道102号線に入って藻琴山展望台PAに立ち寄った。
景色は見えないかもしれないと思ったのだが、屈斜路湖を見下ろすことができた。ここにいた東北ナンバーのZ1000氏と湖が見えてよかったと話し合う。Z氏は川湯に泊まったそうだが雨は降らなかったそうだ。
つづいてハイランド小清水の展望台にゆく。こちらの方がさらに高所にあるのでダイナミックな風景が見える。ここでもZ1000氏といっしょになり、網走方向は晴れているので、今日はこっちですね、と話し合った。
空は晴れあがった。やはりバイクは晴れていないと楽しめない。天候のよいこちらに来てよかった。TMを見ると近くに藻琴林道がある。銀領水までダート5キロとあるので、ここを走ってゆくことにした。
しかしここはジャリの浮いた走りづらいダートだった。少し行くと鹿避けゲートがあり、熊注意の看板がある。文字は恐怖を触発するのだ。熊の字を見てしまったし、ゲートを開け閉めするのも億劫なので、ここで引き返すことにした。
道道を北上するとオホーツク海にでた。ここに味のある建物があるので見にゆくと藻琴駅だ。藻琴駅は高倉健主演の映画『網走番外地』で網走駅として登場したそうだ。今は喫茶店としても営業している。
藻琴湖を見にゆく。沼のような大きさの湖だ。
つづいて濤沸湖にもたちよる。ここは2014年版のTMの表紙を撮影した場所だそうだ。とてもよいところだが、それをカメラで切り取れないのが不満だった。
TMを見ると、農道を網走方向にすすんだところに『感動の径』がある。名前が安易すぎるが寄ってゆくことにすると、農道に入ったところでもう感動した。
感動の径はまだ先である。広大でゆるやかにうねる農地がひろがっていた。
十勝のような平地の風景ではない。起伏のある土地の味わいだった。
たまねぎ畑。
感動の径についた。
いちばん高いところだ。ここからオホーツク海にむけ感動の径はつづいてゆく。
鱒浦農免農道ともTMに名前がかかれている。
知床連山が見えた。
網走にむかい道の駅・流氷街道にたちよる。ここはみやげ物が充実していた。
道の駅には祭りのポスターが貼ってあって興味深かった。根室のさんま祭りはさんま不足だが開催されたのだろうか。
きりたっぷ岬祭りはキャラがルパン三世だ。
この道の駅で車中泊をして網走で飲みたいと思っているので、駅までの距離をはかってみた。すると1、6キロで歩くことは可能だ。しかし駅前に繁華街はないからもう少し歩かなければならないようだ。昼が近づいてきたが網走で行ってみたい店はない。できればサロマ湖の北勝水産でカニをたべたいと思っていた。
能取岬にむかうと途中にバイラギ林道がある。TMに、走りやすいダート11、8キロとあるのでいってみた。
しかし入口がわかりづらい。道道76号線からダートの道が見えたので入ってゆくと、個人の方の家についた。廃品回収をしている人の家だ。この家の方に道をきくと、すぐ先とのこと。しかし通行止めだと教えてくれた。それでも行けるところまでまでいってみることにした。
ここがバイラギ林道の入口だ。左のカニの倉庫のような建物が目印で、バイラギ橋の手前だ。
分岐を入ってゆくとすぐにダートになる。
ジャリの浮いた走りづらい林道だ。
バイラギ林道の看板がたつ。
地元の方の言ったとおり1、3キロの二股で通行止めとなった。右がバイラギ林道である。
林道決壊のためとある。
左は能取林道8、9キロとでている。この道はTMに出ていないし、どこに向かうのかわからないので、入らずに引き返すことにした。
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