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6日目。
6時に起床した。天候は晴れ。気温は15℃くらいで寒くはない。
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セイコマのカレーうどんと昨夜たべられなかったサンドイッチで朝食とした。
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ラダーをフロアに寝かせて道の駅・あしょろ銀河ホール21を出発した。国道241号線で阿寒湖、弟子屈とすすむ。今夜の宿泊地は屈斜路湖付近と考えていたが、候補地は3ヵ所あった。ひとつ目は和琴半島の入口にある無料駐車場である。ここで車中泊をしている人たちを見ていたし、無料の露天風呂があるのも魅力だ。ただ和琴は買物をする場所がない。それがネックで、ふたつ目は弟子屈の道の駅・摩周温泉の隣りにある水郷公園の駐車場を考えていた。ここは道の駅の駐車場よりも空いていて、静かだと聞き込んだのだ。三つ目は道の駅・摩周温泉である。ふたつ目と三つ目はスーパーやコンビニ、GSも近くにあってとても便利だ。いずれにするかは現地にいって判断することにしていた。
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まず水郷公園につくと車中泊をしている車はいない。車をとめてトイレを見に行くと、ここは公園でキャンプ場ではない、車中泊も禁止、と貼り紙がしてある。これではここに泊まるわけにはいかないので、川をはさんで隣りにある道の駅・摩周温泉に移動した。上の写真が道の駅・摩周温泉である。
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道の駅にはたくさんの車がとまっていた。車中泊の車もいるが観光客がほとんどである。混んでいるのでここも難しいかと思っていると、第二駐車場があった。こちらは空いているし大型のキャンピングカーもいる。
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これだけ空いていればここに停めておいてもよかろうと判断した。問題があれば移動すればよいので、とりあえず今日はここからバイクで走り出すことにしたのだ。
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いちばん奥からふたつ目のスペースに車をとめた。車の陰にバイクをおけば道の駅からオートバイが見えないからである。何も言われないと思うが、車をとめてバイクで出入りするのに神経をつかった。
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空は晴れ上がり絶好のツーリング日和だった。
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エンジン・オイルを点検するとローレベルになっていたので補充して出発した。
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まず向かったのは屈斜路湖の和琴半島である。不便だが和琴が好きなのでここに泊まりたいと思っていた。車中泊ができるのなら、今夜和琴に移動してもよいと考えてもいたのだ。和琴につくと車からバイクを降ろしている人がいた。トランポ・ツーリングの仲間だ。さっそく話をしにいった。
40くらいの関西の方だった。バイクはホンダXR650と車内にモトクロッサーを積んでいる。車は私とおなじハイエースのスーパーGLだが、XR氏のモデルはワイドボディーで、私のよりもひとまわり大きな車体だった。2台のバイクを積んでもセカンド・シートをたたまずにすむので、そこをベット・スペースにしているようだ。
私もハイエースにDRを積んできていて、車は道の駅においてきたと言うと、トランポを停めておく場所に気をつかう話になる。XR氏は昨夜ここについたそうだが、キャンプ禁止の張り紙がたくさんあるので、道の駅・ぐるっとパノラマ美幌峠にもどって車中泊をしたとのこと。お金をはらってもよいから気兼ねなく車をとめたいと語っていた。
XR氏も元々はバイクの自走派だったそうだ。それが昨年トランポで来てから、もうこれしかないと思ったと言う。モトクロッサーを積んでいるのはコースも走るためで、林道とコース走行の両方を楽しみにきたそうだ。
XRは元のバイクが何なのかわからないほど改造されている。コースも走るというからかなりの走り屋なのだろう。これから屈斜路湖畔林道にゆくのは私といっしょだが、その後はコースにゆくそうだ。私が虹別林道などにもゆくと話すと、そっちにも行こうかなと語っていた。
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XR氏と別れて和琴半島を見にゆく。無料駐車場には車中泊をしていると思われるハイエースなどがとまっている。
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その中のひとり、地元ナンバーの方に聞いてみると、キャンプはダメだが車中泊は問題ないとのこと。テントを張ったりテーブルや椅子をださなければ何も言われないそうだ。
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和琴半島に歩いてゆく。屈斜路湖がきれいだ。
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和琴湖畔キャンプ場。ここに泊まりたいのだが、車は岸の近くにとめられない。それではここに泊まる意味がないので利用しないのだ。
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和琴半島を見る。湖と緑、そして空とのコントラストが目から心にしみいってくる。
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半島のつけ根にある無料の露天風呂。さすがにこの時間に入浴している人はいない。観光客が足湯としてつかっていた。
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無料駐車場のトイレに貼られている注意書き。キャンプは禁止である。車中泊はお咎めなし?
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XR氏が先にでた後で私も屈斜路湖畔林道にはいった。
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ここは走りやすいダートなのだが今年は例年よりも荒れていた。穴が多くあり、ウォッシュ・ボードのように路面が波打っているところや、こぶし大の石もたくさんあった。
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去年は台風の影響で通行止めだったから、ここを走れてとても嬉しい。森の中のダートを駆け抜けてゆくのは爽快だ。
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やがて湖沿いに出た。この景色に気持ちが高揚する。これを見ただけで北海道ツーリングに来た甲斐があったと感じる。毎日そんなことばかりなのだが。
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山の稜線がうつくしい。
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湖畔をぬけるとまた森の中を走り、21キロのダート走行をおえた。ここが道道102号線の出口である。
つづいて向かうのは清里町の南にある江鳶奥林道(えとんびおくりんどう)である。清里町で昼食をとってからゆくことにした。
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清里町のホクレンで給油をしてブルー・フラッグを手に入れた。ここでおすすめの食堂を聞くと、ふじ食堂と緑清荘とのこと。緑清荘は公営施設なので個人店のふじ食堂を利用することにした。
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ふじ食堂でおすすめを聞くと、生姜焼き定食やカツカレー、味噌野菜ラーメンとのことで、味噌野菜ラーメンの大盛り920円をお願いした。
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ラーメンは素朴なテイストだった。ふじ食堂は町の人気店で客も多く、清里町ならここなのだろうが、喫煙可なのが大きなマイナス。隣りの男がタバコを吸いだしたので驚いてしまった。田舎だから客層から禁煙にできないのだろうが、観光客は知っておきたい情報だ。
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親身な対応をしてくれた女将さんに天気予報は釧路と根室を見ればよいのかたずねると、網走と釧路の中間なので両方を見るのがよいと教えてもらった。
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