5時10分に起床した。天候は晴れ。天気は午後からくずれる予報だ。
朝食はセイコマ・ブランドのカレーうどん。
7時までゲートが開かないので車内の整理をして掃除機までかけた。その後で効楽苑まであるいて写真をとりにいく。ここはよい湯だった。
バイクは無料スペースにとめておいた。車の横におくと駐車料金をとると言うので。
車を無料駐車場にうつす。今日はダートにゆくつもりだ。林道を走行するとバイクが泥でよごれるから、チェック・アウトの前にバケツに水を一杯くんでおいた。チェック・アウト後に水道を使ったら、管理人が大騒ぎするのは容易に予想がつくので。バケツは車の中にいれておく。これだけ客に神経を使わせる管理人には会ったことがない。その管理人が来たのでチェック・アウトをした。車をおいてツーリングをすることは昨夜告げてある。7時だった。
肌寒いので革ジャンをきて走りだす。南の空は晴れているがこれからむかう北の屈斜路湖方面は雲がおおい。今日は雨にふられずにすむだろうか。
弟子屈の手前で雨が降りだしてしまった。弱い雨なのでセイコマに入ってようすを見る。
ホットコーヒーで一服する。ここでセーターも着た。セイコマにいたSR400氏とBOLT氏はカッパをきているが、私はつけない。やがて雨はあがったので走りだした。
しかし和琴の先でまた降ってきてしまった。観念して雨具をつけた。
走りだすとすぐに雨はやんでくれた。カッパは着ていたほうが暖かいので邪魔にならない。津別峠への分岐をすぎて美幌峠にむかうと、屈斜路湖畔林道の入口についた。
林道はゲートで封鎖されていた。一昨日の雨ではなく先週の台風のためとある。ここは利用価値が低いので、整備が後回しにされているようだ。
屈斜路湖畔林道をはしる時間があいてしまったので、一気にのんびりモードになってしまった。お気に入りの和琴にゆくことにする。和琴半島の入口にある無料駐車場はPキャンの候補地として検討したところだ。ここにはトイレもある。このときも長期間滞在しいるらしい車が何台かいた。
そのなかに数年前にもここで見たハイエースがいた。たぶん毎年ここで夏をすごしているのだろう。車の前にパラボラ、後方に地デジのアンテナまで装備していた。
湖畔にあるいてゆく。
和琴半島のつけ根にある露天風呂を見にゆく。
無料の露天風呂には、雨で増水した湖の水が流れ込み、屈斜路湖とつながっていた。それでも入浴している五十年配の男性がいて、私があるいてゆくと、適温だよ、と教えてくれる。湯に手をつけるとたしかによい湯だ。
林道を走れなかった代わりに風呂に入ろうかと考えたが、カッパにブーツカバーまでつけているので、脱いだり着たりが面倒でやめておいた。
和琴湖畔キャンプ場方向を見る。いつも利用している和琴半島湖畔キャンプ場は、車を湖沿いにとめられないので、今回の旅の宿泊地の対象にはならなかった。そうしておけばよかったのだが。
国設の和琴キャンプ場も見学した。以前のものとは見違えるほどきれいに整備されている。そのぶん料金も上がっていて1泊1000円だ。これなら半額の湖畔キャンプ場のほうがいいね。
弟子屈から開陽台方向に道道885号線をすすんで虹別林道にむかう。後方に見えている看板が林道の目印だ。
ここが虹別林道の分岐点で、孵化場方向にゆく。開陽台方向から看板をみている。
以前は孵化場の横を通るルートだったが、避ける道がつくられていた。
途中からダートになる。
林道にはいるとヌタヌタの路面で大きな水溜りが連続する。何個か足を上げて通過したが、どこまでこれが続くのかわからないし、転んだら足場が悪くてバイクをおこすのに苦労しそうなので、ここも断念することにした。
道道にもどってきた。分岐は志鎌牧場も目印だが看板が木の葉でかくれていた。看板があるのはバイクの左あたりである。
この後どうしようかと考える。川北の湯か野付半島に行こうと思うが、とにかく晴れている方向にしようと決めた。
虹別林道をはなれ開陽台に近づくと雨は止んだ。北十九号線で川北の湯方向に進むと、鶴のような大きな鳥がいたのでバイクをとめた。地元の方がいたので聞いてみると丹頂鶴とのこと。たまにつがいでやってくるそうだ。白鳥もくるとのこと。鶴ははじめて見た。
川北の湯のある山には雲がかかっている。そこで標津にむかうと太陽をつかまえることができた。ここでカッパをぬぐ。林道はもうあきらめた。ただ今日一日バイクで走れればよいと思う。明日は雨になるようだから、今日が道内をツーリングできる最終日なのだ。野付から釧路方向は晴れているのでそちらにすすむことにする。納沙布岬にいってみたいと思った。
昼をすぎているが店がない。どこかで昼食をとりたいとも思ってすすんだ。
野付半島にはいると一転して霧がでてきた。これでは半島の先にいっても景色はたのしめない。
雨も降ってきてしまったので、引き返すことにした。
釧路方向にすすむが雨は強まりカッパをまたつけることになった。午後から雨との予報もあったので、ここでバイクは切り上げて車に乗り換えることにした。キャンプ場のうるさい管理人も気になるので。
キャンプ場にもどってきた。
用意しておいたバケツの水でバイクの汚れをながす。すると規則のことばかりを話す管理人がやってきた。事前に見ていたらしく水には触れない。しかし無料駐車場に車をとめて出かけるのはやはりルール違反だと言う。それでいいとあなたが言ったからそうしたのだと答えると、次からはダメとグズグス言うから、もう相手にしなかった。どうせここには2度と来ないのだ。それにこの人、自分の仕事がサービス業だということがわかっていない。キャンパーを管理するのが職務だと思っているようだ。とんだ勘違いである。論理的に話せない人だが、ピントもずれてしまっていた(この時だけでなく、昨日も、一昨日もいろいろとあった。しかし、これ以上書くと雰囲気が悪くなるのでやめておく)。
これまでの北海道で最低のキャンプ場を後にした。
2時半過ぎに別海のセイコマで昼食をとった。チンジャオロースー丼500円と冷たいカップ蕎麦148円である。
ふたつでは足りないので海老とキャベツの塩やきそば108円を買い足した。
これからどうしようかと考える。明日にかけて雨の予報だ。網走の道の駅が街に近いから、そこを拠点にして飲みあるくか。雨の日のためのプランがある十勝に近づいておくのか。それともさっきまで行こうとしていた、根室半島の東端の納沙布岬にむかうのか。答えはすぐにでた。納沙布岬だ。
一昨日花咲にむかったルートをゆく。春国岱では晴れてきた。これなら道の駅でバイクをおろしてまたツーリングに切り替えようかと考えたが、またいつ降りだすのかわからないし、時間のロスになるのでやめておいた。
根室からは半島の南の道路で納沙布岬にむかう。根室の先の歯舞には人家はほとんどないと記憶していたが、そんなことはなくたくさんあった。
納沙布岬に到着した。
何度かここにきているが灯台を見たのははじめてだ。
北方領土がみえると胸がしんとなった。
北方領土のモニュメントの前の炎が赤かった。
根室にもどってゆく。帰りは半島の北の道をはしる。
根室半島の北には牧場と原生花園しかない。
荒涼とした土地。
牛たち。
根室に入るとみなと湯があったので入浴した。料金は440円。ここは銭湯なのでシャンプーや石鹸はなかった。
明日は1日雨の予定だからバイクには乗れない。雨天のプランにうつることになるが、その目的地は十勝なので、今夜のうちになるべく近づいておくことにする。
国道44号線で釧路にむかう。鹿注意の看板がでているので80キロで走るが、後方から追い上げてくる車は先にいかせた。釧路に入るとスーパーがあったので牛バラカルビを格安の269円で手に入れる。宿泊地は道の駅、しらぬか恋問、にきめた。
釧路で給油をする。11,1K/L。単価は117円。時間は20時52分でここで大粒の雨が降りだした。
国道38号線にはいって太平洋沿いの道の駅、白糠恋問についた。時刻は21時20分。となりにあるローソンでサッポロ・クラシックを買い、牛肉で一杯やる。雨ははげしく降っていた。冷えてもきた。夜はシュラフの上から毛布をかけて寝た。
バイクの走行距離251キロ。車の走行距離242キロ。
こんにちは。
屈斜路湖の林道が通行止めだったとは、残念でしたね。しかも、温泉もその有様。
自然の力を思い知らされた気がします。
続きも楽しみにしております。
では、
伊豆方面にキャンプツーリングに行ってましたので、返信が遅れ、失礼しました。
今年の北海道は台風の影響で林道は不完全燃焼で終わりました。
レポはもう数日で終わりです。お付き合いいただければうれしいです。