11月3日。静岡にキャンプ・ツーリングにでかけた。当日はあたたかい日で小田原厚木道路の平塚PAの気温は17℃だった。小田原では雨がパラパラと降りだしたがすぐにあがってくれた。国道で箱根をこえてゆくと箱根峠は11℃でまた雨粒が落ちてくる。雨足は強くなったが、防水ウェアを着ていたので、そのまま走ると沼津でやんでくれた。
昼をすぎたので食堂をさがして旧東海道を走ってみた。するとラーメン家という名のラーメン店があったのでここに入ることにする。
ラーメン700円と餃子380円を注文する。
看板に、普通にうまい! とあるが普通以上だ。丁寧につくられるラーメンで手堅く飽きのこない味。原価もかかっている感じだ。なによりご主人と奥さんのあたたかい接客がよかった。☆5点満点平均3点で3、3点。
旧東海道の千本松原をゆく。
そして到着したのは富士市の竹採公園だ。日本に何ヶ所かある竹取物語の発祥の地とされるところである。
竹林の道をすすむと、
竹採塚がある。ここでおじいさんが親指ほどの女の子をみつけ、その子が美しいかぐや姫に成長するのだ。竹取物語とちがうのは、かぐや姫は国司とくらすようになり、月ではなく、富士山にかえってゆくのである。
つづいて立ち寄ったのは水汲みのできるお寺、法雲寺である。
わきみずを自由に汲むことができる。
私もキャンプ用の水をいただいた。
法雲寺の湧き水は豊富でいたるところから水がわいていた。
つぎにむかったのは東海道の名所、薩埵峠(さったとうげ)である。広重が浮世絵でかいたところだ。
由比側からゆくと狭い道でものすごい急坂だ。
写真では急なのが伝わらないが、バイクでゆくのがためらわれるほどなので、歩いて見にいってみた。上の画像は坂を見下ろしている。地元の人に確認するとバイクでゆけるとのこと。その方に広重の浮世絵の場所をおしえていただいて走りだした。
細い急坂の道をすすむと薩埵峠の駐車場にでた。そこから舗装されていない遊歩道を興津方向に100メートルほどすすむと広重が浮世絵にかいた風景があらわれる。
これが浮世絵とおなじ構図で、地元の方におしえてもらった場所である。ここを知らなければ駐車場で満足して帰ってしまったはずで、地元の方と話せてラッキーだった。
興津方向に下ると、こちらの方が道は広いから、薩埵峠に車でゆくなら興津側からアプローチするのがよいだろう。
しずてつストア興津店があったのでここで買出しをして富士市の野田山公園キャンプ場むかう。2018年の11月時点では、道の駅富士川楽座裏の林道は通行止めで、蒲原から野田山にのぼった。
キャンプ場にはファミリーやグループ、カップルなどたくさんの人がいた。私もテントをたてて野営の準備をする。常設テーブルの横をキャンプ地とさだめるが、16時すぎには設営も終わった。ここは毎年のように利用しているところだ。無料で利用できるが市の林業課に予約がいる。以前よりはキャンパーが増えたが、滅茶苦茶には混まないし、道具派がいないところが気に入っている。水は飲めないから法雲寺で汲んできたのだ。
今夜はキムチ鍋にすることにした。
豆腐を切り、
カット野菜をいれる。
豚肉をかぶせて仕込みは完成だ。
キムチ鍋の元を入れて煮込むとこんな感じで、冷えてきたのでこれが美味しかった。
鍋をつまみにして酒をのむ。日が暮れてよい雰囲気になってきた。
野田山公園はキャンプ場の上にのぼると富士市の夜景を見ることができる。その風景も格別だった。
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