六十里越えの国道252号線をすすむと田子倉湖が目に飛び込んできた。湖は突然、劇的にあらわれたのだ。
思わずバイクをとめて絶景に見入った。これだけダイナミックな風景には中々出会えないだろう。
山をくだって田子倉湖の畔にでた。静かで大きな湖だ。
山道をゆく。只見の町に入ってゆくがこんな山奥によく集落があるなと感じるほど山深いところだ。町の中をすすむと青少年旅行村の看板がある。17時までと書いてあり、時刻は17時半になっているが、とにかくキャンプができるのか聞いてみることにした。
受付に人はいるだろうかと不安だったが、行ってみるといた。キャンプができるのかたずねてみると宿泊可能とのこと。泊まれるときいてホッとした。料金は700円だ。職員の方は今夜は21時までいるそうで、風呂やスーパーの場所などを親切におしえてくれた。
今夜の野営地は決まった。管理棟の前は貸し切りのスペース?のようだ。
奥にあるオート・キャンプ・サイトに移動するとかなり混んでいる。人気のキャンプ場なのだ。夏休みだからファミリーが多いが、グループやソロ・キャンパーもいる。サイトの端に空いているスペースをみつけ、テントを設営することにした。
テントを立てていると、奥に自転車の人がもうひとりやってきた。同年輩の方で自転車は輪行ランドナーのマッドガードをはずしたものだ。こんにちは、とランドナー氏と挨拶をかわす。風呂とスーパーにゆくことにするが、帰ってきたら暗くなっているだろうからランタンの用意もしておいた。
只見川には川霧がわいていた。この橋の上からはブロッケン現象も見られるのだそうだ。
スーパーをのぞくとこちらの方が肉も魚も豊富でよいものがある。しかし買物は風呂の後にすることにして、会津ただみ振興公社の運営している、まち湯ひとっぷろ、にゆく。料金は500円だ。お湯はバスクリンをいれたようななグリーンの熱い湯だった。露天風呂はないがサウナはある。そのサウナにはだれも入っていなくて私の貸し切りだ。ここは食事もできる施設だった。
風呂は20時までだがスーパーは19時までだ。19時前にスーパーにより、買物をしてテントにもどると、さっそくビールを開けた。
スーパーで馬刺しを買ってきた。福島は馬肉の人気が高いようだ。以前も購入したことがあったが、そのときと同じニンニクのきいた味噌ダレがついていた。その味噌の入っていた袋の切れ端が馬刺しの上にのっかっているのはご愛嬌である。
馬刺しを食べ終えると、新潟のスーパーで買ってきた豚ロースともやしにする。
まずもやしを敷き詰めて焼く。
その真ん中に豚ロースを投入する。豚肉は思ったよりも薄いから、焼肉用ではなくて炒めもの用みたいだ。味つけは焼肉のタレにする。こんなものだがものすごく美味しかった。
子供たちがにぎやかに花火をしている。それをツマミにしてのむ。子供がうれしくてはしゃぎまわっているのを見るのはよいものだ。親は周囲にだいぶ気をつかっているが。
星がすごい。こんなにたくさんの星くずを見たのはひさしぶりだ。
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私は、16㎝のを使っています。
少し小さいですが軽くて良いです。
ジンギスカン鍋は意識せずに買ったのですが、よく見てみると、パール金属の懐石のようです。サイズも16センチくらいです。ひとりだと丁度良いですね。