「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
スカ子(スカーレット・ヨハンソン)がNASAのPR担当になってアポロ11号計画を世間認知と世論誘導する今で言う「ロビイスト」役を演じ×チャニング・テイタム演じるNASAの発射責任者と衝突を繰り返しながらウフフキャハハするラブコメ←すんげーザックリ書いてますが概ね話のど真ん中突いてますw
あらすじ
人類初の月面着陸に挑むアポロ計画が始動して8年が経過した、1969年のアメリカ。ソ連との宇宙開発競争で後れを取る中、ニクソン大統領に仕える政府関係者のモー(ウディ・ハレルソン)を通して、PRマーケティングのプロであるケリー(スカーレット・ヨハンソン)がNASAに雇われる。手段を選ばないケリーのPR作戦が、NASAの発射責任者のコール(チャニング・テイタム)の反発を押し切りつつ成功を収める中、彼女はモーからあるミッションを指示される。(Yahoo!検索情報から丸パク)
子供の頃、兄貴が持ってた「ムー」だったか?雑誌に「アポロ11号月面着陸はウソだった!」みたいな記事が載ってたのをフンワリ覚えてる。
月面に足を踏み出す姿を何処から撮ってんだよつーかそのカメラ設営したヤツが初めの一歩踏み出したヤツだろう辻褄合わねーぢゃねーか!とか、月面で影が出来るのはおかしいアレはスタジオで撮ったものだろう、影が出来るには大気とか何だったか忘れたけどとにかく条件がいくつか必要で、月面ではそれを満たしていないから影が出来るハズがない、とかナントカ書いてあったような記憶。
ま、要するに「都市伝説」の類いですよね。それを本作は「種明かし」する内容になっていて(←コチラがあくまでも柱ネタ)、そこにウフフキャハハ要素も盛り込んでいる、という風味。
確かその撮影にキューブリックが関わっていたのでは?みたいな憶測もあったと思うんですが、本作でもそのネタを取り上げて茶化していて面白いw
まー内容は置いといて(え?)
本作のスカ子のエロい身体がもうたまんねぇ!話の舞台が1960年代後半でさーあの頃のアメリカファッションがまたオシャレで可愛くて正に「リアル・バービー」そのものなんだよー身体の線思いっきり拾うニットとかワンピとかタイトなミニスカ着たスカ子がお尻フリフリヒールカツカツ音立てて大股で歩いて行くの!
また表情がいいんだよねぇ~自分が男達からどういう視線を向けられていてそれに対してどう切り返せば男がメロメロになるのかよーく分かっていて、敢えて作り込んだ笑顔を向けていくのが一周してカッコイイまであるからねっ!ちょっと嫌味な位エロい表情なんだよたまらんなぁ~♪
チャニング・テイタム演じる「ワケありな元戦闘機乗りで今はNASAの発射責任者(生真面目で頑固)」のキャラもケリーとの組み合わせにバッチリ✨
ケリーの過剰な演出(ほぼ詐欺w)に猛反発しつつも着実に世間の目をNASAに向けさせて反対派の政治家を1人また1人と落としていく様子に「でも俺達の仕事をやりやすくサポートしてくれてるのも確かなんだよなー」みたいな感じで徐々にケリーに歩み寄っていくくだりが自然な流れになっていて脚本も上手いと思いましたね。
そしてモーを演じたウッディ・ハレルソン、いい味出してるよーちょい久し振りにこの方見た気がするけどいい感じに歳取って来てるね!
黒猫(めちゃ可愛い♪)がキーパーソン、じゃなくてキーアニマル?になっていて…映画序盤から不吉の象徴みたいに登場するけど「コイツ絶対に何かある」と思ってはいたけどなるほどねーっと。コレも上手い使い方してるなーと思いましたよ。
それからやっぱり…ロケット発射のド迫力。何度観てもきっと手に汗握るしあの発射の瞬間は本当に身体が震えるような興奮がある。
挫折、努力、葛藤、苦悩、歓喜と興奮、そして勇気と頑張り、更にウフフキャハハ…映画の中に欲しい要素がほぼ全部載せ状態で、それが違和感なく自然に心にスッと入り込んでくる。
本来こういうのって邦画が得意な分野なハズなんですがね…コレは本当に気持ちのいい作品ですよ。今年のマイベスト5に間違いなく入るだろうなぁー😊