「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
ボブ・ディランの若かりし頃をティモシー・シャラメ君が演じた事で話題の一作。今年のアカデミー賞に10部門ノミネート(取れなかったけどねー)
自分、流石にボブ・ディランにハマってる年代じゃないもんなぁ。どちらかと言えば自分の親世代(からちょい下辺り)がドンピシャ世代なんじゃなかろうかと。実家にボブ・ディランのLPアルバムが1枚だけあって、それは子供の頃に聞いたの割と覚えてるんだけどね。(【追憶のハイウェイ61】というタイトルのアルバム)
あらすじ
1961年、アメリカ・ミネソタ出身の19歳の若者ボブ・ディラン(ティモシー・シャラメ)がニューヨークに降り立つ。そこで恋人となるシルヴィ・ルッソ(エル・ファニング)、フォーク歌手ジョーン・バエズ(モニカ・バルバロ)や彼の才能を認めるピート・シーガー(エドワード・ノートン)ら先輩ミュージシャンたちとの出会いを経て、フォークミュージックシーンの中で注目を浴びるようになっていく。(Yahoo!検索情報から丸パク)
ちょっとはボブ・ディランの事(ビジュアルとか楽曲とか)知ってるつもりだったんだけど、本作観て「自分全然この人の事知らんかったのね(苦笑)」てなったわ💦
まあそれにしても…ティモシー君の凄さよ!
ビジュアルも勿論だけど、歌い方とか声までめっっっちゃ若かりし頃のボブ・ディランに激似だったんですがっ✨
表情の作り方とかもすっごく研究してるよね。あのちょっと眉間に力入った「クッ」ってする表情とかすんごいボブ・ディランっぽかった。まあ何より歌が凄かったなー。しかもアテレコじゃなくて生演奏の生歌で撮ってるらしいじゃないですか。なんなのティモシー君って天使なの!?←すいません相変わらず阿呆で💦
いやでもね、本作ティモシー君以外もキャストがとにかく良かったな。エドワード・ノートン(役作り?めっちゃ老けててビビったわ)とかフォーク歌手のジョーン・バエズ 役を演じたモニカ・バルバロさんなんてすっごい良かった。モニカ嬢の事を全く見覚えがなかったんだけどフィルモグラフィ調べたらなんと「トップガン/マーヴェリック」に出てたのか…すまん全く記憶になかったわ。本作を機に今後は注目する事にします!
で、本作ではフォーク歌手だったボブ・ディランがフォークギターからエレキギターに持ち替えてバンドで歌うスタイルにシフトして行く段階を見せていました。自分はボブ・ディランがフォーク歌手だという認識が全くなかったので結構戸惑いながら観ていたんですが、かつてアメリカの音楽シーンはフォークソングが席巻していた時代があったんですね、そんな事も知らなくてボブ・ディランの事知ったかぶんなよ自分!って感じでした。
クライマックスのニューポート・フォーク・フェスティバルで観客からゴミ投げつけられながらもエレキギター掻き切って歌って、その後一端舞台掃けてからフォークギター持ち直して舞台に立って「It's All Over Now, Baby Blue」を歌い上げたシーンはホントに痺れた…本作歌詞の日本語訳もキッチリ入れてくれているのも凄く良かった。
何しろノーベル文学賞受賞してるんだもんね。楽曲の意味分かんなかったら本作の魅力半減どころかほぼティモシー君のビジュアルだけになっちゃうしねw
という訳で、ボブ・ディランを知ってる人なら感涙モノ、知らない人でも心掴まれる音楽系映画だと思う!
まーそれでも多少はボブ・ディランの事知ってた方が断然楽しめるのは間違いないんだけどね…ティモシー君推しの人には間違いなく猛烈オススメしますよ♪😊