事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「早朝始発の殺風景」青崎有吾著 集英社文庫

2025-01-22 | ミステリ

ああ本当に近ごろは青崎有吾青柳碧人ばかり読んでいる気がする。

殺風景とは、なんと第1話に登場する女子高生の名前だ。彼女はなぜ、学校の門が開く7時半より2時間も前の始発電車に乗っているのか。そして、語り手の男子生徒もまた……

こんな感じの高校生たちの日常がクリアに描かれる。

表題作を含む5篇が収録され、エピローグでみごとに収束する。

帰省した娘に貸したら

「お父さん、これすごく面白かった!」

と絶賛状態でした。わたしも若いころにこの小説に出会いたかったなあ。


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