</object>
YouTube: 浜田省吾 / 僕と彼女と週末に
第16報はこちら。
読売新聞(他でもやってたらしい)には全面広告で浜田省吾のツアー告知。
で、あの「僕と彼女と週末に」の歌詞がナマに叩きつけられている。
あくる日、僕は吐き気がして目が覚めた
彼女も気分が悪いと言い始めた
それで僕らは朝食を取らず、浜辺を歩くことにした
そして、そこでとても奇妙な情景に出会った
数え切れないほどの魚が、波打ち際に
打ち上げられてたんだ
……ジャクソン・ブラウンやブルース・スプリングスティーンのフォロワーであることを隠さなかった浜田のことだから、NO NUKESへの思いは人一倍強いはず。
ちょっと無器用だなあとは30年前ですら感じたので(あのころだってサリンジャーを持ち出すのは似合わねー!って思ってました)、今回も露骨すぎると反撥を感じる人も多いんだろうな。週末が終末のダブル・ミーニングになっているのも当時から露骨っちゃ露骨。
でも、それぐらいやらないと原発が象徴する旧体制はゆるぎもしない、と感じてもいるんだろう。遠回しではわかっちゃもらえないと。
とりあえず、この広告は原発推進の急先鋒である読売の紙面で(まあ、読売もわかっちゃいるんだろうけど)反原発を高らかにうたいあげたという意味で浜田省吾の作戦勝ち。
かつて「J.BOY」をイッシューするとき、実はあまり売れていなかった浜田に(当時の)CBSソニーが無謀ではないかというくらいの宣伝費をかけてくれたことに、浜田は冷静に感謝していた。
そうなの。原発を排除するために必要なのは、こんな冷静さなんだと思う。