受信相談 OP
第6回「二人の才女」はこちら。
この8年で15㎏も減量できたのはめでたいのだけれど、持久力が絶望的なまでに落ちている。昨日はお寺さんの柿の木を剪定してへとへと。
昨日は宮沢りえの「月」を観てへとへと。精神的にも根性がなくなっている。まあ、あの壮絶な殺人劇を見て気分爽快になれる人はそうはいないはず。
さて、そんなダブルへとへと状態のわたしでも、「光る君へ」はちゃんと見ています。
っていうか、昨日はBS1がなぜか映らなかったんですよ。民放はだいじょうぶだったのに。わたし、誰も知らないでしょうけど、その昔に4時5分からNHKで放送されていた「受診相談」のテーマをずっと歌っていました。
「♪4時5分 4時5分 楽しくテレビを観るために♪」戦後だったんだなあ。
今回は紫式部の脚本家デビューのお話。物語ることが彼女の業のようなものであることがわかる。
しかも、題材は右大臣家をモデルにしたもの。おかげで検非違使に追われるはめになる。
庶民に評判になるくらいの筆力があり、しかも高貴な人々の暮らしネタがうけるであろうことも理解しているプロヂューサー体質……源氏物語へ至る道はすでに予定されているようだ。
道長とまひろの関係が恋愛ドラマの王道(あとは壁ドンぐらいしか手はない)、若者たちが打毬なるポロそのまんま(貴族たちがえり付きのシャツを着ていないのが不思議なくらいだ)のスポーツに熱中し、女性ファンがキャーキャーいう展開まで(そしてそのスポーツマンたち=現代の貴族に相当する、の本音はひどい)
。
恋愛ものはまかせとけ、とばかりに大石静脚本ははずんでおります。しかしこのあと、へとへとなわたしは気を失ってしまい、「さよならマエストロ」を完全に見逃してしまったのでした。持久力の問題である以上に、加齢で早寝になっているだけかな。