かつて「八本目の槍」で賤ヶ岳七本槍の面々+石田三成を描いたと同じ手法で、秀吉の無茶ぶりに右往左往する五奉行を活写。
茶会、コスプレ、検地、刀狩り、花見など、イベントを下支えする能吏たち。武人たちからは軽んぜられ、嫉妬もされる彼らの矜持は、地方公務員としても(笑)参考になります。誰よりも、兵庫県の職員に読んでほしいかな。がんばって。ま、トップの器が違いますけれど。
邪悪さを全開にした千利休など、脇役も渋い。週刊新潮連載の長大な作品、これだけの長さなのにまったくだれないあたりもすごい。
っていうか、今村翔吾って無理してないすか。これだけのレベルのものをこんなに書いてだいじょうぶなの?今が勝負だってのはわかるんだけど……
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