第20回「望みの先に」はこちら。
どわ。NHK「鶴瓶の家族に乾杯」に酒田が。八嶋智人とふたりで酒田を縦横無尽。おわー志幡(しばた)の旦那と女将まで出てきた。あの女将ほどきれいな人はなかなか。川柳のラーメンまで食べたら酒田入門編としてばっちりだな。わたしが勤務した小学校の桜が紹介してもらえてちょっとウルッときた。来週も酒田なのでよろしく。
さて光る君へ。人事異動のお話。紫式部(吉高由里子)のお父さん、藤原為時(岸谷五朗)は淡路守に任じられて久しぶりに官職に就くことになる。でも娘は、漢語が得意な父親には、むしろ大陸から訪れている民衆への対処のために、越前守の方がいいのではと道長(柄本佑)に遠くからアドバイス。
今度は父親の人事にまで介入するか紫式部。
とんでもない不祥事を起こしたブーの息子、伊周(これちか)は太宰府への左遷を命じられるがそれを拒否。菅原道真にしてもそうだけど、現代からすると太宰府ってそんなに左遷の象徴だったのか。うちは座敷に道真の掛け軸をかけてるけど、それ学問の神様としてどうなの。
あ、それ以前に、越前守ってその名のとおり越前の国司ってことだったんですね。知らなかった。だって出羽守とか肥後守とか言うけど、越前守ってわたしたちのイメージだと大岡越前じゃないですか。一種の官名だと思ってました。後世に変容したのかな。
この大河の一方の柱である清少納言(ファーストサマーウイカ)は、彼女にとっての最大のアイドルである定子(高畑充希)を事実上失う。そして生まれたのが「枕草子」とは知らなかった。一種の私信だったのか。
この時点で「春は曙……」が出てくる。すると藤原道長がモデルではないかと誰でも思う「源氏物語」よりも先にあのエッセイ集は紡がれていたのか。それ、常識なんですか、すいません歴史しらずで。
で、これからボロクソに言い合うあたりは楽しみではあるんですけどそんな展開にはならないのかな。
第22回「越前の出会い」につづく。