第8回はこちら。
猫が亡くなってからペットロスの日々。だというのに読売の日曜版に連載されている「猫ピッチャー」を読んでしまい、ミーちゃんの可愛さにまた落ちこむ。今日は職場の駐車場をうろついている野良猫をつい目で追ってしまう。
しばらくこんな状態がつづくのかもしれない。まあ、二十年もいっしょに暮した仲間だったからなあ。
さて大河がらみでは、2027年の作品が決定。「逆賊の幕臣」主演は松坂桃李で、演じるモデルは小栗上野介だという……面白そうだなあ。というのも、昨夜は「べらぼう」を見てからそのままTBSの「御上先生」を初めてフルに見て驚嘆。
「いつもこうなの?」
毎週見ている妻に確認。
「いつもこうなの。」
とてつもなくハイレベルなドラマだし、陰影に富む主役に松坂桃李はぴったりだ。同じTBSの「金八先生」を痛烈に批判した脚本の気合いもすごい。来週からも見ることにしよう。
さて「べらぼう」。こちらの横浜流星は軽快ですばらしいのだが、今回はつらい思いを抱えてしまう。
金貸しの鳥山検校(市原隼人)が瀬川(小芝風花)を身請けする話が進む。そしてことここに至って蔦重は自分の気持ちに気づく。遅いって!と視聴者全員からつっこまれた瞬間。
身請け話を断ろうとする瀬川に、これは男ができたなとふんだ女郎屋の主人は、蔦重に瀬川の“仕事”をわざと見せる。
女郎とはなんだということを、初回の裸で“廃棄”された女たちとかぶせてくる。周到な脚本だ。もちろん「べらぼう」も毎週見ます。