洋画篇はこちら。
それでは2000年代ベストテンの邦画篇を。
1位 「顔」(2000 松竹)阪本順治
2位 「EUREKA ユリイカ」(2001 東京テアトル)青山真治
3位 「パッチギ!」(2005 シネカノン)井筒和幸
4位 「愛のむきだし」(2009 「愛のむきだし」フィルムパートナーズ)園子温
4位 「ゆれる」(2006 「ゆれる」製作委員会)西川美和
6位 「誰も知らない」(2004 シネカノン)是枝裕和
7位 「ハッシュ!」(2002 シグロ)橋口亮輔
8位 「千と千尋の神隠し」(2001 スタジオジブリ)宮崎駿
8位 「リリイ・シュシュのすべて」(2001 Rockwell Eyes)岩井俊二
10位 「バトル・ロワイヤル」(2000 バトルロイヤル製作委員会)深作欣二
11位 「ジョゼと虎と魚たち」(2003 アスミックエース)犬童一心
11位 「接吻」(2008 ランブルフィッシュ)万田邦敏
11位 「たそがれ清兵衛」(2002 松竹)山田洋次
11位 「血と骨」(2004 「血と骨」製作委員会)崔洋一
……あまりにも票がばらけたのだろう。11位までの14本で打ち切り。しかも、すべての作品の監督が違っている!洋画のクリント・イーストウッドのような存在がいなかった十年ということか。しかも「BROTHER」を撮っていた北野武作品もランクインしていない。もっと驚くべきことは、市場占有率が圧倒的な東宝の製作作品も一本もないのだ。混沌。
にしても「顔」の1位と「ジョゼと虎と魚たち」のランクインはうれしい。藤山直美と池脇千鶴という女優がひたすらすばらしかった作品。
まあ、そんなことを言ったら「パッチギ!」は沢尻エリカと真木よう子、「ハッシュ!」は片岡礼子、「バトル・ロワイヤル」は柴咲コウの映画なのだが(笑)。女優の十年でもあったわけね。
さて、興行の面からこの10年を考えていこう。以下次号。
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