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2000年代の日本映画が、それでは一般的にどのような意味を持っていたかは興行成績を見れば一目瞭然だ。
1位 「千と千尋の神隠し」(01年 東宝) 308.0億円
2位 「ハウルの動く城」(04年 東宝) 196.0億円
3位 「踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(03年 東宝)173.5億円
4位 「崖の上のポニョ」(08年 東宝)155.0億円
5位 「ROOKIES -卒業-」(09年 東宝)85.5億円
6位 「世界の中心で、愛を叫ぶ」(04年 東宝)85.0億円
7位 「HERO」(07年 東宝)81.5億円
8位 「花より男子ファイナル」(08年 東宝)77.5億円
9位 「ゲド戦記」(06年 東宝)76.5億円
10位 「LIMIT OF LOVE 海猿」(06年 東宝)71.0億円
11位 「おくりびと」(08年 松竹)64.8億円
12位 「猫の恩返し/ギブリーズepisode 2」(02年 東宝)64.6億円
13位 「THE 有頂天ホテル」(06年 東宝)60.8億円
14位 「日本沈没」(06年 東宝)53.4億円
15位 「デスノートthe Last name」(06年 ワーナー)52.0億円
16位 「男たちの大和 YAMATO」(05年 東映)50.9億円
17位 「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」(07年 東宝)50.2億円
18位 「容疑者Xの献身」(08年 東宝)49.2億円
19位 「劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王」(00年 東宝)48.5億円
20位 「いま、会いにゆきます」(04年 東宝)48.0億円
20位 「劇場版ポケットモンスター ギラティナと氷空の花束シェイミ」(08年 東宝)
……うわ。羅列しただけでこんなに行数をくってしまった。
21本中18本に東宝の資本が入っている。おいしい企画はまず東宝に向かい、その残りを他社が、という傾向はこの時代に確立された。その端緒となったのが「世界の中心で、愛を叫ぶ」だった。以下次号。
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