シーズン1の特集はこちら。
さあ、♪もう一回もう一回♪というミスチルのエンディングテーマに押されたか、シーズン2開始。って今ごろ見てるわたしが遅いんだけど。
シーズン1に比べて明らかに改善されている点がある。研修医たちのスキルが上がっていることを強調するためか、医療器具の扱い方がスマートになっているの。簡易メスのカバーをバキッと折るとか。
誰も死なない回は(確か)ないんだけど、フライトナース冴島(比嘉愛未)の恋人、田沢の死には考え込まされた。難病ALSのために死にゆく彼は、優秀な外科医だっただけに自分の病状に意識的。うん、医者にはそういうつらさもあるな。そんな彼の退場は、冴島だけでなく、フェローたちにも影響を与えていく。
おっとようやくリリー・フランキー登場。スナックラジオでリリー自身が言っていたように、藍沢(山下智久)の父親役。
ここで祖母(島かおり)との間で
「おれの父親は死んでるんじゃなかったのか!」
的な愁嘆場があると視聴者は予想するが、手練れの脚本家、林宏司はそうしない。母親の死の真相についても
「嘘つきばっかりだ」
と山Pにクールにつぶやかせ、そして……。一筋縄ではいかない展開。きわどいけれども、うまい着地を見せたと思う。
きつかったのは緋山(戸田恵梨香……結婚おめでとう)の医療過誤の件。植物状態の少年の生命維持装置を、母親(吉田羊)から文書での確認なしに止めたことで休職せざるをえなくなる。患者の家族が、いきなり牙をむいてくる恐怖はわたしだって想像できる。
このドラマを見て、医者になりたいと思う人ってどれだけいるのかなあ(わたしが弱虫なだけだけど)。
シーズン3につづく。
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