その1はこちら。
まったくツッパってなどいなかった少年、三橋(みつはし)が、転校を機に金髪に変身(美容師が小栗旬)。今日から俺は!というわけ。
同じことを考えていたもうひとりの転校生、伊藤はツンツン頭に変貌。このドラマのもっともバカバカしくて、そしてすばらしいところは、ケンカなどしたこともなかったこの二人が、なぜだかメチャメチャに強かったことだ。三橋は賀来賢人、伊藤は伊藤健太郎。千葉最強コンビとなっていく過程はとにかく魅力的。
そして三橋にぞっこん(ツッパリ以上に死語)な理子ちゃんを演じるのが清野菜名。いやこの子がほんとにかわいくてかわいくて……え、この人って生田斗真の奥さんなの?!っていうか生田斗真って結婚してたのか。うーん「俺の話は長い」のときにあんなに応援して損した。
思いっきりのスケバン(ひきつづき死語)なのに伊藤の前でだけは子猫ちゃんになってしまう京子は橋本環奈。あの小さな身体にながーいスカートをズルズルいわせているルックスだけでひたすら笑える。
宿敵の開久(あけひさ)高校のトップは鈴木伸之。とにかくガタイがいい。知らない役者だなあと思ったらこの人もEXILE関係の人でした。そして卑怯極まりない相良を演じたのが磯村勇斗。「ひよっこ」で有村架純と結婚した気のいいお兄ちゃん役との落差が大きすぎる。そして今度は大河ドラマで将軍家茂役。なんでもありだなこの人は。
かつて「ビー・バップ・ハイスクール」が一世を風靡したように、どんな世代にも自己犠牲ありの、意地っ張りで野放図なヤンキー的なるものに熱狂する素地はある。それはかつて仁侠映画に陶酔した世代にも共通。
そのことにいち早く気づいた福田雄一の勝利。おそらくまたしばらくすると新しいツッパリ作品が登場することと思います。ああまだ頭の中で「夢の中へ」が鳴り響いている。
改めて私が「この人の出てるものは観たい!」と思わせるベストテンに入る俳優さんだらけでしみじみしちゃいました。
柳楽優弥 磯村勇斗 仲野太賀 泉澤祐希 賀来賢人 矢本悠馬 ムロツヨシ、、、
凄すぎるメンツでした。
それぞれのハマり具合が半端ないですね。
声質やセリフの聞き取りやすさも大好きです。
柳楽さんの「夏目アラタ」かっこよすぎだし、
太賀さんの「十一人の賊軍」も楽しみすぎです。
賀来さんの「忍者の家」は観たいのに配信なので観られない(>_<)
山田裕貴と彼のこれからに注目だ。