遠藤周作の原作をマーティン・スコセッシが映画化。いつもながらキャストが豪華。リーアム・ニーソン、アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバー。
日本側からは窪塚洋介、浅野忠信、塚本晋也、加瀬亮、そしてイッセー尾形。
長崎奉行を演じたイッセー尾形のチカラの抜けっぷりがいい。江戸初期、布教のために日本を訪れたふたりの若い神父。彼らが九州で見たものは、キリスト教徒への幕府による圧制だった。神父たちの師匠(ニーソン)は、神の沈黙に耐え切れず棄教している。はたして神はキリシタンたちに何をもたらすのか(もたらさないのか)。
非常に重いテーマなので敬遠していたが、圧倒的な画面の力に驚く。キャストのなかで、窪塚洋介のパートが意外なほど大きかった。見る人が見れば、彼がどんな人生を歩んできたかがきちんとうかがえたのだろう。わたしは圧倒されっぱなしでした。
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