Ryuichi Sakamoto - G.T. II°
Vol.60「本当の孤独」はこちら。
60代前半の主婦。60代後半の主人と女性との関わりに悩んでいます。
主人のアルバイト先で働く女性が「給料が少なくて大変」と話したそうで、主人は家庭菜園で作った野菜をあげるようになりました。それ以降、「畑に行く」と言って夜まで外出する日が何度もあり、おかしいと気づきました。
野菜のお礼としてごちそうしたいと言われ、2人でお昼を食べて以来、飲みに行ったりドライブしたりしていたとのこと。「やめて」と言っても主人は謝りもせず、「広い心をもって認めろ」と言うのです。その人はご主人の浮気で離婚したそうですが、そんなつらい思いをした人がなぜ既婚者を誘うのでしょうか。
主人は、私と娘の仲が良くて間に入れなかったなどと言っています。子育てに協力もせず、娘の誕生日にすらメールもしない父親なのに。今回の件も私の責任のように言う主人が腹立たしいです。
毎日、悲しくて涙が出てきます。私にしっかりしろと言ってください。(山口・E子)
おつらいですねえ。困った旦那さんだ……うーん、そんな単純な話でもなさそうです。
旦那さんの揚げ足をとれば、給料が少ない女性からごちそうになっている状況から見て、すでにのっぴきならない仲になっている可能性は高そう。夜まで農作業に励むとは勤勉な人ですよね。
「広い心をもって認めろ」はけだし名言です。言えませんよここまでは。完全に開き直っている。
しかし、こんな旦那さんだから仕方がないとは言え、娘の誕生日にメールもしないことを批判されるとわたしもちょっと反論したい。父親って、そういうのが好きな人と、恥ずかしくてできない人がいるんです。わたしはできません。あなたは娘さんと仲がいいわけなので、不満で仕方がないのでしょうけれども。
それにね、家庭菜園でとれた野菜を喜んでもらうのって、野菜をつくる人間からするととてもうれしいんですよ。悲しくて泣いているのなら、あなたも野菜をつくってみることをおすすめします。すごく楽しいし、気分は確実に上向きます。育てる、ということのありがたさを、あなたは既に知っているんですから。
本日の1曲は「iPod退場」から坂本龍一を。かっけー。
Vol.62「思い出の人」につづく。
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