第39回「穏やかな一日」はこちら。
年に一度(か二度)、どっちを見ようかなあと激しく迷う。大河ドラマと日本シリーズ。今年は少しも迷うことはありませんでした。この大河を見逃してたまるか。まあ、昨日の日本シリーズは山本のアクシデントと村上のホームランなど、濃い初戦だったので満足。解説も谷繁と工藤という理想的なコンビで、工藤がいちいち
「どうですか谷繁さん」
と“うかがう”あたりが笑えた。腹に一物をもっている彼らの解説は味わい深い。だから明朗な今日の松坂や前田はまだまだだなあ(笑)
ということで腹に一物も二物をもっている連中しか出てこない鎌倉殿の13人。シルビア・グラブの提案で後鳥羽上皇は鎌倉に内裏の修復を命じる。天皇家との関係よりも自分の懐がだいじな坂東武者たちは不穏な動きを。
そんなときに謎の謀反人が現れ(っていうかあの人なのがバレバレですけど)、和田義盛(横田栄司)の係累を煽る。北条義時(小栗旬)はそのことを苦々しく思い……
99人マリオのような、髭面の男たちの群れ。
今日は三種類の男が出てくる。
・誰からも愛される、ちょっと政治的には甘い男
・北条をトップに維持するために、汚い手をいくらでも使おうと思う男
・勝ち馬に乗ることで延命を図る男
……山本耕史がキャストのトメに来る意味がここで。誰が滅び、誰が名を残し、誰が生き残ったか。ああ、面白いですね。そしてこの回から北条政子(小池栄子)の自意識がむくむくと。
第41回「義盛、お前に罪はない」につづく。
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