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全部見てみようと思い立ちました。ガリレオとはもちろん東野圭吾の原作をフジテレビがドラマ化した、あの福山雅治の役者としての評価を決定づけたシリーズ。ワンクールきっちり見ることができない中年男だし、第二シリーズはすべて未見。はたして全話みるとどんな印象なんだろう。
第一話は、ある男性が「車輪の下」を朗読している場面から始まる。しかし窓の外では若者たちが嬌声を上げ、その録音は妨害される。男性はそのためにあることを行い、結果として若者のひとりの髪が発火し、焼死する……男性はなんと唐沢寿明でした。
原作では、変人ガリレオとして有名な湯川助教授(当時)に、同級生だった草薙刑事(北村一輝)が事件を持ちこむのがルーティン。しかし枠が当時まだ光り輝いていた月9なので、かなり変則的ではあるけれどラブストーリーにもっていくために、刑事は内海薫(柴咲コウ)に変更になっている。
彼女はなかなかガッツのある女性で、へたれな先輩(品川佑)が焼死体を見てリバースしているのに、鼻の下にメンソールを塗って(羊たちの沈黙!)こらえる。
自然発火の秘密がプラズマ現象であるかのように唐沢の前で発言し、彼を罠にかける湯川。炭酸ガスレーザーと鏡を使ったトリックを見破るあたりは物理学者としての本領発揮。
脚本は福田靖。映画化された作品はすべて彼の筆になるものだが、あー、やっぱりいい人が犯人なのは一回目からなのか……と残念に思っていたら、この事件にはもうひとつ裏があったのだ。大がかりな実験装置をつくって実証したからこそ見極められた犯人の邪悪さ。うん、この回はすごくいい。
犯人が「だめです金属製品を素手でさわっちゃ!塩分がついてしまう」と指摘するなど、性格描写もしっかり。さあこの調子で突っ走れるかガリレオ。
第二章「離脱る」につづく。
謎解きのあのポーズ気に入っているようです。
東野圭吾さんが「続きを書かなきゃ」と話したそうなので
原作ストックたまったらシーズン3も期待したいですね。
数式がほんとに(1回だけ例外がある)意味をなさない
あたりのバカバカしさもいい。見返してみるもんです。
シリーズでは,初見の新井浩文が印象的でした.
(今は残念.「64」の演技良かったのに.)
作品の質より美男美女を主演にさえすれば・・
の風潮は嫌ですが,
湯川役の福山さんは尊敬します.
数式を書くスピード,すごく頑張ったんですね.
カンペあってもあんなに書けないと思う,普通.
やってない。どんなときも
最後までやるって決めてたのに。
もう一回借りるとしようかな。時間はありそうだし(笑)