事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

秀玉(しゅうぎょく)

2023-09-26 | 日記・エッセイ・コラム

「っていうか何だよこの暑さはよ」篇はこちら

「来た。来ましたね近所の梨産地の刈屋が誇る秀玉が」

「普通に売ってたなあ。前はまぼろしの品種とか言われてたのに」

「タバコのパッケージを置くあたりが伍長の昭和っぽいとこですかね」

刈屋のとこをボーッと通っていたら、出店がまだやっていた。店番のお兄さんが携帯で店主とやりとり。

「もうほとんど商品がないんで、閉めていいですかね」

わたしが最後の客だったかも。在庫はなんと秀玉だけ。お高いですけどね。1個450円もします。

「この、3個セットをください」

1300円。おれは金持ちになったんだ。

うちで冷やしていただきました。つくづくとうまい。刈屋の近所で本当によかった。

新星篇につづく


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