近藤史恵のミステリ、ビストロ・パ・マルシリーズのドラマ化。まさかわたしのリクエストにお応えして西島秀俊を主演に選んだわけじゃないよね。
ついこの間、7年ぶりの新作「間の悪いスフレ」を読んだばかり。同じ週末にレンタルビデオ店に行ったらちゃんとDVDがそろっていました。
パ・マルのメンバーは、シェフに西島秀俊、副料理長に神尾佑、ソムリエが石井杏奈、そしてギャルソンが濱田岳。このアンサンブルは完璧だ。特に西島秀俊の名探偵ぶりと、原作よりも年齢を高めに設定した濱田岳がいい。
原作のシリーズもハイレベルだったけれど、このドラマもなかなか。特にチーフディレクターの木村ひさし(99.9の人ね)が演出した回はキレッキレだ。
後半になるにつれ、泣かせの要素が入ってきて驚いた。こんなに面白いのだから、当然シーズン2があると思ったのに存在しない。あ、そうか原作を使いきってしまったのか。だとしたら原作のストックがたまるまでしばらく待たなければならないんだな。順番が逆だろうか。このドラマが成功したから近藤さんと東京創元社はシリーズを再開したわけだ。がんばって近藤さん。
「あたしはアマゾンプライムで見たんで、Amazonがつくったのかと思いました」
とっくに見ていた同僚。
テレ東のドラマを見るのは久しぶり。おかげで、なつかしい役者たちに会えてうれしい。洞口依子さんはそれにしても“大きく”なっていて、それはそれで素敵。本物の探偵を演じた橋本マナミも渋い。
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