事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「信長、鉄砲で君臨する」門井慶喜著 祥伝社

2023-06-23 | 本と雑誌

大河ドラマでちょうど長篠の戦いをやっていたのでタイムリー。

戦国ものだと、ひとりの足軽が鉄砲を撃ち、次の足軽がやってきて……な連射を描くのが通例だが、実際には撃つのはひとりで、鉄砲が次々に渡されるのだそうだ。まあ、確かにそのほうが合理的。しかし鉄砲の熱で手が火ぶくれになるあたりもリアルだ。

わたしは信長嫌いだから、明智光秀がなぜ謀反を起こしたかに説得力があった。

最後のお話はもちろん本能寺だけれども、はるか前に、種子島に鉄砲が“伝来”する事情が語られていて勉強になった。日本は硝石がなく、中国は日本の銀がほしい。その仲立ちを南蛮人が……なるほどねえ。屋久島と種子島がもめていたという経緯もいい。さすが門井慶喜


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「アンチャーテッド」Unchart... | トップ | 「ファンタスティック・ビー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本と雑誌」カテゴリの最新記事